あんぱん:朝田パンが食堂に? 羽多子が連れて来た懐かしの人物に視聴者沸く「伏線になるとは」「めちゃくちゃ泣ける」(ネタバレあり)

連続テレビ小説「あんぱん」第103回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」第103回の一場面(C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第103回が8月20日に放送され、羽多子(江口のりこさん)が高知から懐かしい人物を連れて柳井家を訪問し、視聴者の間で話題になった。

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 第103回では、久しぶりに羽多子が上京。柳井家を訪れた羽多子は、のぶ(今田さん)と嵩(北村匠海さん)の幼なじみで、嵩とは戦地を共にした“コン太”こと康太(櫻井健人さん)を連れてきていた。康太が「久しぶりやね」とあいさつすると、まさかの再会にのぶと嵩は目を丸くした。

 康太は、戦死した千尋(中沢元紀さん)がパン食い競争の優勝賞品でもらい、朝田家に譲ってくれたラジオをのぶと嵩に差し出す。羽多子が「これはここに置いちょったほうがえいと思うて」と言うと、のぶと嵩は「ありがとう」と感謝した。

 羽多子は「折り入って2人に相談があって来たがよ」と切り出し、「コン太君が、うちんくの店で食堂を始めたいと言うてくれゆうがよ」と明かす。康太は「朝田石材店も朝田パンも看板をおろしてしもうたけんど、あそこを借りて食堂ができたらなあと」と説明した。

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 のぶと嵩が賛成すると、康太は「ほいたら、わし、その気になってえいですろうか? ありがとうございます」と頭を下げ、店の名前ももう決めていると語った。康太が考えていた店名は「たまご食堂」。康太は「あのゆで卵の味、わしは一生忘れん」と語り、嵩もうなずいた。

 羽多子が「あのゆで卵って?」と尋ねると、嵩は「僕たち、戦地で食べ物がなくなったとき、たんぽぽの根っことか食べて生き延びたんです。毎日、ひもじくてね」と返答。康太は「わし、民家に食い物を盗みに入ったがです」と明かし、戦地で老婆に銃を向け、もらったゆで卵を殻ごとむさぼるように食べたことを振り返った。

 羽多子が「自分も生きるか死ぬかの戦地で、敵の兵隊に卵を分けてくれるらあてね」と話すと、康太は「わしは食堂を開いたら、腹をすかせて困っちゅう人には、金がのうても食わしちゃろうと思っちょります。どういても、あの時の恩返しを誰かにしたいがです。平和な世の中になったけんど、日に日にそんな思いが強うなりました」と吐露。

 康太の思いを聞いた羽多子は、「しょうがないねえ。よっしゃ。及ばずながら、あても『たまご食堂』手伝うわ」と意気込む。康太は「ほんまですか? ありがとうございます」と感謝した。

 SNSでは「突然のコン太! 元気で良かった!」「気になっていたコン太の再登場に泣いてる」「子供の頃に嵩のお弁当を食べて『うめぇ!』って言ってた子が今度はおなかをすかせた子をお腹いっぱいにするんだなぁと思うとめちゃくちゃ泣けるんだが」「コン太が卵をむさぼるシーン鮮烈に覚えてる。限界ギリギリ追い込まれた時に食べたもの忘れないよね」「コン太が先にアンパンマンになってしまった……」「たまご食堂か。ここで伏線になるとはねえ」といった声が上がっていた。

最終週の人物相関図が公開! 予告にはいたけど“名前なし”? 新キャラは1人 登美子&千代子も“完走”

連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK
連続テレビ小説「あんぱん」の最新の人物相関図(最終週~) (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合、月~土曜午前8時ほか)の新たな人物相関図が、ドラマの公式サイトなどで公開された。

 9月22日に始まる最終週(第26週)「愛と勇気だけが友達さ」の相関図で、新キャラクターとして、TVプロデューサーの武山恵三(前原滉さん)の登場が予告された。

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「あんぱん」登場人物紹介

「あんぱん」とは

 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家、絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」となる。

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