ばけばけ:「セイカイ、アリガトウ」 “ヘブンクイズ”の優しい結末に視聴者感動

連続テレビ小説「ばけばけ」第40回の一場面 (C)NHK
1 / 1
連続テレビ小説「ばけばけ」第40回の一場面 (C)NHK

 高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第40回が11月21日に放送され、トキ(高石さん)とヘブン(トミー・バストウさん)が心を少しずつ通わせるさまが視聴者の胸を打った。

あなたにオススメ

 第40回では、ヘブンのことをもっと知ろうと、“ちょっとしたお遊び”としてヘブンにまつわるクイズ大会が行われることに。錦織(吉沢亮さん)は学生たちを連れてヘブン宅にやって来て、トキもこれに参加することになった。

 “ヘブンクイズ”は大いに盛り上がるが、“大盤石”錦織は一問も正解できないという無惨な結果に。「このままでは終われん」と錦織は、ヘブンが大切にしている写真に写る女性(イライザ、シャーロット・ケイト・フォックスさん)が誰なのかという問題を出してほしいと懇願する。

 するとトキが「あの写真のことは、あまり伺わんほうがええかと。きっとですが、先生の大切な方だからです」と伝える。続けて「私にも大切な方がいますが、そういうことはなるべく心に中にしまっておきたく……」と静かに諭す。

 その様子を見つめていたヘブンは、言葉は分からないまでもトキの心遣いを感じ取り、「セイカイ、アリガトウ」と優勝賞品の「ヴードゥー人形」を手渡す。そのそばで錦織はばつが悪そうにため息をつくのだった。

 前日の第39回では、トキの出奔した夫・銀二郎のことを話そうとした錦織を、ヘブンが「思い出はべらべらと話すものじゃありません」とたしなめたくだりもあったことから、視聴者から「おトキの心遣いセイカイ」「ここで回収されるの、すごく良かった」「いまも銀二郎さんが心の中にいるんだなぁ」と感動の声が上がった。

テレビ 最新記事