リボーン ~最後のヒーロー~
第5話 交錯する世界線ー最大の代償ー
5月12日(火)放送分
高石あかりさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第58回(12月17日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、最高値は午前8時4分の71.4%だった
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「ばけばけ」は113作目の朝ドラ。ヒロインの松野トキと、その夫となるレフカダ・ヘブンのモデルは、松江の没落士族の娘、小泉セツと、「怪談」などの著作で知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)だ。ドラマの中では大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描くという。
第58回は、ついにトキ(高石さん)がヘブン(トミー・バストウさん)の前で怪談を語り始める。最初に取り上げたのは「鳥取の布団」。かつて夫だった銀二郎(寛一郎)がトキに聞かせた思い出深い怪談だ。
この日は、主題歌が流れるオープニングからいきなり始まり、その後、ドラマに入った。トキが怪談を語り始めると、テレビの前の視聴者のうち、画面に視線がクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」は次第に上昇し、60%台後半をほぼ最後まで保ち続けた。70%台に乗ったのは1分だけなので、極端には高くないが、一度つかんだ視聴者の関心は長く引き付け続けた回だったと思われる。
この日の最高値71.4%は午前8時4分で、ちょうど「鳥取の布団」を語り終わった後だ。「わかりましたか? 日本語で」。不安げに尋ねるトキに、ヘブンは「スベテ、ワカラナイ」と答える。がっかりするトキだが、「ノー、ノー」と言うヘブンに、トキは「スベテハ、ワカラナイ?」と確認する。この後が午前8時4分台だ。
「ハンブン、モット、ワカラナイ。デモ、オモシロイ」。ヘブンのそんな反応に、ちょっとがっかりしながらも胸をなでおろす。「ワンモアタイム」「モウイッペン、ネガイマス」。前のめりのヘブンの様子に、トキのやる気にさらに火が付く。トキ同様、ヘブンの反応が気になっていた視聴者にとって、最初の感想部分が最もクギヅケになった場面だったようだ。
次の“山”は午前8時7分(69.2%)。2回目の「鳥取の布団」の語りが終わった後で、今度もヘブンの反応が気になる場面だ。ヘブンの感想は1回目から少し変わる。「カナシイ……トテモカナシイ……」とヘブンはぽつり、ぽつりとしゃべり始める。「デモ……、アニ、オトウト……ズットイッショ……ヨカッタ」と続けるのだが、それ以降は午前8時8分台で、少し注目度は下がっていく。
最後の“山”は午前8時11分の69.2%。翌朝、ご機嫌で目覚めたトキだが、父親の司之介(岡部たかしさん)に「昨日はなして遅かった?」と詰問される。母のフミ(池脇千鶴さん)や祖父の勘右衛門(小日向文世さん)も心配そうだ。司之介がさらに質問しようとすると、フミが「やっぱり聞かんで」。そのうち「聞いて」。また「やっぱり聞かんで」。「どっちなんや?」と司之介が怒り始めるという、恒例の“松野家コント”が展開された楽しい場面だった。
活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。(文・佐々本浩材/MANTAN)
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