聖飢魔II×BABYMETAL:コラボ公演DAY2の模様をWOWOWで来年1月4日放送・配信 ライブレポート公開

「聖飢魔Ⅱ VS BABYMETAL 悪魔が来たりてベビメタる」DAY2のステージ(C)Taku Fujii
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「聖飢魔Ⅱ VS BABYMETAL 悪魔が来たりてベビメタる」DAY2のステージ(C)Taku Fujii

 ヘビーメタルバンドの「聖飢魔II」と女性3人組メタルユニット「BABYMETAL」が8月30、31両日にKアリーナ横浜(横浜市西区)で開催したコラボ公演から、DAY2の模様が、来年1月4日午後8時からWOWOWライブ・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。番組に先駆けて、WOWOWはDAY2のライブレポートを公開した。

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 このコラボ公演は「聖飢魔Ⅱ VS BABYMETAL 悪魔が来たりてベビメタる」と銘打って、DAY1「遭遇-Encounter-」、DAY2「衝撃-Impact-」の構成で実施された。

 DAY2では、冒頭でダミアン陛下(聖飢魔Ⅱの創始者・大魔王)とキツネ様(BABYMETALをメタルダンスユニットとして送り出したメタルの神様)が10万年ぶりに再会する様子がスクリーンに映し出される。急展開する状況下で登場したのはBABYMETALだ。自己紹介デスメタル「BABYMETAL DEATH」で火ぶたを切った。「ヘドバンギャー!!」では、観衆がヘッドバンギングで強い思いを共有する。

 「PA PA YA!!(feat. F.HERO)」「Kon! Kon!(feat. Bloodywood)」に続き、デスコア要素を取り入れたヘヴィなサウンドが圧倒的な「Song 3 (BABYMETAL x Slaughter to Prevail)」では、「1!2!Thunder!」というシャウトがこだました。

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 ラストを飾ったのはTHE ONE(BABYMETALのファン)との約束の曲「Road of Resistance」だった。最強のメタルアンセムに乗せて叫び、ステージと客席が全員で拳を突き上げる。そして、“We are BABYMETAL!”のリフレイン。強烈な余韻を残して、彼女たちは去って行った。

 不気味な雷鳴と咆哮(ほうこう)が会場の空気を引き裂く中、聖飢魔Ⅱが姿を現す。人類への最終警告とも言える「1999 SECRET OBJECT」。この曲はBABYMETALのかつてのツアーにてオープニングBGMに使用されたこともあって、場内のTHE ONEたちにも熱気が帯びる。間髪入れずに19世紀末のロンドンを震撼させた連続殺人鬼をモチーフにした「JACK THE RIPPER」を続ける。

 地球デビュー40周年の矜持(きょうじ)を見せつけた「老害ロック」に続き、「アダムの林檎」では、ライデン湯澤殿下のドラムスとゼノン石川和尚のベースが繰り出す抜群のリズムに乗せて、詰め掛けた大観衆をひとつにしていく。随所でカリスマ性の高いMCをはさみ、いつの間にか全員の心を虜にしていく閣下。まさに悪魔の面目躍如だ。

 戦いに挑み続け前進することを誓う「Next Is The Best!」も圧巻だった。火炎が噴射される中、この2日間が初披露という勢いに乗る王道メタルサウンドがKアリーナ横浜に響き渡った。ハイライトは黒魔術的な世界観を導入した「蠟人形の館」だった。

 「雌雄を決する必要がない今、では2組が共鳴するとどうなるのか試してみようではないか!」と閣下が叫んだのが合図だった。聖飢魔Ⅱの代表曲「EL DORADO」の演奏が始まり、ステージ上段にBABYMETALが登場する。いつしかスクリーンには双方のフラッグが映し出される。閣下とSU-METAL、日本が世界に誇るハイトーンが絡み合う。いつしかルーク参謀とMOMOMETAL、ジェイル代官とMOAMETALもエレキギターで共鳴していく。

 聖飢魔ⅡとBABYMETALは互いにエールを贈り合い、最後はデーモン閣下とSU-METALがお互いのフラッグを交換する儀式を執り行なって光の中へと消えていった。スクリーンには宇宙から見た地球の姿が映し出され、鐘の音が鳴り響きフィナーレとなった。

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