ちるらん 新撰組鎮魂歌
江戸青春篇 第1夜
3月26日(木)放送分
高石あかりさんがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」(月~土曜午前8時ほか)。第111回(3月9日放送)のラストでは、吉沢亮さん演じる錦織友一が4週ぶりに登場。すっかり痩せ細った錦織の姿に、視聴者から驚きの声が上がった。この場面の撮影の裏側や、吉沢さんの役作りについて、制作統括を務める橋爪國臣さんに話を聞いた。
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ヘブン(トミー・バストウさん)のリテラリーアシスタントとして、深い友情を築いてきた錦織。第95回(2月13日放送)では、熊本に向かうヘブンの見送りに「体調が良くない」と姿を見せず、自室で喀血(かっけつ)するという衝撃的なシーンが描かれた。わだかまりを抱えたまま、親友のヘブンと離ればなれになった錦織が、約1カ月ぶりに激変した姿で再登場を果たした。
第111回の終盤では、激しくせき込み喀血する錦織の姿が映し出された。ごみ箱の中は吐いた血を拭いた紙であふれかえり、顔はげっそりとやつれ、病が進行していることが一目で見てとれる。
この場面を振り返り、橋爪さんは「吉沢さんにはキャスティングの際に、病気になる役だとお話をしていました。その時、吉沢さんのほうから『松江で再登場するまでに、撮影期間を最低1カ月は空けてほしい』という条件が伝えられました」と明かす。
「実際に1カ月近く空けて撮影したのですが、それ以前にも錦織の病気は進行しているので、実は撮影中も徐々に少しずつ痩せていって、この1カ月で一気に減量しているんです。こちらが心配になるぐらい痩せてきて、13キロほどを約1カ月で落としたといいますから驚きです。トレーナーを付けて安全の範囲内で落としているとはいえ、撮影で久々に会ったら『本当にこの人死んでしまうんじゃないか』と思えるほどの変貌ぶりでした」
撮影中の吉沢さんの様子については、「減量も限界に来ていて、声もかすれて。『本当につらい』と言いながら撮影をしていました。そんな状態でも、痩せた目の奥に輝きが残っていて、鬼気迫る撮影だったと思います」と語る。
そんな吉沢さんの魅力を尋ねると、橋爪さんは「本当に役に入り込む方。さすがの芝居力です」とその圧巻の演技に舌を巻いた。
「体は衰えていっているけれど、精神はより研ぎ澄まされていて、執念というか、彼自身の何か成し遂げたい思いのようなものが、目だけで語られていると思います。あれだけ体が弱く、死にそうに見えるのに鋭い眼光がある。そこに彼の思いが全て詰まっていることが感じられて、そういう芝居ができる稀有な俳優だと思います」
第23週は「錦織の週になる」と明かす橋爪さん。錦織がどのような活躍を見せるのか、ヘブンとの関係はどうなるのか……。錦織の行く末を最後まで見届けたい。




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