長澤まさみ:ナマケモノ見習い「省エネに」と新年の抱負 新春特番でナレーターに

新春スペシャル番組「ナマケモノノのススメ~ボクが木から降りる、たったひとつの理由~」でナレーションを務める長澤まさみさん
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新春スペシャル番組「ナマケモノノのススメ~ボクが木から降りる、たったひとつの理由~」でナレーションを務める長澤まさみさん

 女優の長澤まさみさんがナレーションを務める新春スペシャル番組「ナマケモノノのススメ~ボクが木から降りる、たったひとつの理由~」(MBS・TBS系)が3日午前8時から放送される。長澤さんは「私もナマケモノみたいに省エネに生きたいです。ものすごくせっかちで、あたふたしちゃうタイプなので、穏やかに、無駄な労力を使わないで、均一に動いていきたい。ハイブリッドになりたいです」と2011年の抱負を語り、「みなさん寝正月だろうから、こたつで寝ちゃって、朝起きたらテレビがついてて、そのまま見ちゃう、みたいな見方もしてほしいし、子どもにも見てもらいたいですね。かわいいですからね。ナマケモノ。本当に癒やされますよ」とアピールしている。

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 同番組は、地球で一番“スロー”な哺乳(ほにゅう)類といわれ、生涯のほとんでを木にぶら下がって過ごし、食事から睡眠、交尾、出産までも樹上で行うナマケモノを追ったドキュメンタリー番組。あまり動かさない体には「藻」が生えてしまうほど、という野生のナマケモノが「ある行為」のために「木から下りる瞬間」を追跡するべく、中米・コスタリカの熱帯雨林で20日間を超える密着取材が行われ、その意外な素顔や思わず笑ってしまうような寝姿、子育てシーンなどが次々と明らかになっていく。美しい森で繰り広げられるナマケモノの日常を通じて「生物多様性」についても考えるスペシャル番組だ。長澤さんがナレーターを担当、俳優の小林薫さんが声の出演をしている。

 長澤さんは「動物のこういうナレーションは初めてだったので、かわいさに魅了されながら、癒やされながら、いろんなことを知ることができて、素直に楽しみながらできたなと思いますね」と収録を振り返り、「ナマケモノの印象って、あまりなかったけど、顔がすごくかわいい。まじまじと見させてもらって、癒やし系キャラなんだって知りました。だけど、ちょっと体に虫が多すぎて、ちょっと気持ち悪いなとも思っちゃいましたね(笑い)。だけど、基本はやっぱりかわいらしい顔で、なんか愛くるしいな」とすっかり魅了された様子だ。

 「ナレーションのお仕事をさせてもらうときは、感情を入れすぎないようにって思っています。それは自分の主観でしかないし、人それぞれ見て感動するところって違う。例えば、ナマケモノが死んでいるところは、誰が見ても心にぐっと来ると思うので、それを私が泣きながら話したりしたら、見てる人は興ざめしちゃうし、台無しにしちゃう。自分の感情を入れるさじ加減っていうのは難しいなっていつも思いますね」と声の仕事の奥深さも語った。

 ナレーションを通じて伝えたいことを問われると、「ナマケモノっていう動物から教わる部分はすごく多いと思う。地球という環境の中で、大切にしなきゃいけないことだとか。ナマケモノほど省エネな生活は送れるかわからないですけど、それを見てちょっとでも教訓になればいいのかなって。自分たちの先祖も動物だったわけだから、丸裸の自分たちが何をできるのかっていうのを教えてくれる動物なんだなって思ったので、それが伝われば良いなって思います」と明かしていた。

 収録現場では真剣ながらも“オヤジギャグ”や冗談を連発するなど、ムードメーカー的な役割を担っていた長澤さん。ナマケモノの「ある行為」をストレートに表現したナレーション中の言葉には、「仕事で初めて言えた!」とうれしそうで、収録後も「結構そういうのは好きだから。好きって言うのもへんだけど(笑い)。そういうことも言えちゃうっていうのも楽しかったですね。何かうれしかった。『いいんだ、これ言って』みたいな」と笑顔で話していた。

 新春スペシャル番組「ナマケモノノのススメ~ボクが木から降りる、たったひとつの理由~」は3日午前8時~同54分に放送予定。(毎日新聞デジタル)

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