満島ひかり:芦田愛菜主演ドラマで“アカデミー共演” 幼稚園の先生役

幼稚園の先生役を演じる満島ひかりさん=日本テレビ提供
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幼稚園の先生役を演じる満島ひかりさん=日本テレビ提供

 人気子役の芦田愛菜ちゃん(6)が史上最年少で主演を務める3月30日放送のスペシャルドラマ「さよならぼくたちのようちえん」(日本テレビ系)に、満島ひかりさん(25)が幼稚園の先生役で出演することが明らかになった。満島さんは、先日発表された日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受賞しており、新人俳優賞の愛菜ちゃんとの“アカデミー女優”の共演が話題を集めそうだ。

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 「さよならぼくたちのようちえん」は新沢としひこさんが作詞、島筒英夫さんが作曲を手がけた卒園式の定番曲がモチーフのオリジナル作品。都会の真ん中にある幼稚園から、ある日5人の園児たちが姿を消し、先生や親たちは慌てふためく。5人の子供たちは、「何があっても絶対に泣かないこと」を心に決め、ある目的のため、子供たちの力だけで電車を乗り継ぎ、見知らぬ地へと向かう……というストーリー。脚本の坂元裕二さんをはじめ、演出の水田伸生さん、チーフプロデューサーの田中芳樹さん、プロデューサーの次屋尚さんらドラマ「Mother」のスタッフが再び集結し、現代社会の仕組みの中で生きていく子供たちの姿を力強く、丁寧に描く。

 満島さんが演じる幼稚園の先生、吉木万里は、自分を愛することができず、なるべく人とも深くかかわらないようにする冷めた性格。そんな万里が、園児たちの失跡をきっかけに、忘れていたものや、なくした大切なものを思い出し、本当の自分を見つめ直し、人間として成長していく。

 満島さんの起用について、次屋プロデューサーは、「このドラマの企画がたちあがった昨年6月から、事務所に通って出演交渉し、口説き落としました。実際にお会いしてみて、“女優”というカテゴリーの中に生きている人がもつ、独特のキラメキみたいなものを感じました」とコメント。水田さんも「素顔の満島さんには、愛菜ちゃんら子供たち全員への深い愛情を感じます。その彼女がいざ芝居に入ると、満島ワールドのスイッチオン! その落差が大変大きく、今最も魅力的な女優です」と大絶賛だ。

 満島さんは「(台本を読んで)ぐっときました。子供だけの、大人だけの、子供と大人の、それぞれの会話やあらゆる目線にいろんなものを感じました。(万里は)うそのつけない、不器用で純情な人間だと思います。大人と子供の気持ちの間で、蛇行しながらも、だんだんとまっすぐ前進してゆく万里の姿を、素直に生きたい」と意気込みを語り、愛菜ちゃんとの共演については「愛菜ちゃんは、とってもキュートで賢い。あんまりしっかりしているので、どんな共演になるんだろうと思ってましたが、おかげさまで幸せな日々です」と子ども好きの一面を見せている。

 放送は3月30日午後9時から。(毎日新聞デジタル)

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