関根勤：「僕は妻を愛するプロフェッショナル」　NHK「ディープピープル」レギュラー化

　司会なし台本なしで3人のプロフェッショナルが語り合うNHKのトーク番組「ディープピープル」のレギュラー化が決定し、スタジオMCの関根勤さんが4日、会見に登場した。関根さんは過去の番組を振り返って「1回目は『面白い単発の番組できたな～』と思った。2回目があった時は『5本くらいはやるかな～』と思ってたら、この度レギュラー。評判というのは後押ししてくれるんだな。ディープなところはディープなりに、分かりにくいところは分かりやすくサポートしていきたい」と意気込んだ。

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　「ディープピープル」は、同じ道を極めたプロフェッショナル3人が“その道”について語り合うトーク番組。プロフェッショナル故の技、こだわりなど評論家には語れない、当事者だからこその奥深いトークが魅力で、これまで「柔道金メダリスト」で吉田秀彦さん、野村忠宏さん、細川伸二さん、「宝塚トップスター」で真琴つばささん、春野寿美礼さん、安蘭けいさんが出演した。司会者は不在だが、関根さんはトークに参加せず解説を加えるスタジオMCを、同局の中村慶子アナウンサーと務める。

　もし自分が出るなら、何のプロフェッショナルかと聞かれると、関根さんは「僕は『妻を愛すプロフェッショナル』で、どうやって妻を女性として愛し続けるかを、僕と照英さん、間寛平さんでやりたい」と笑顔で話した。今後出演してほしいプロフェッショナルを聞かれると、関根さんは「マンガ家さんに出てほしい。ジャンルによって3本くらいできますよね。まず『ゴルゴ13』のさいとう・たかをさん、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋本治さんとか。ほかには、作詞家の先生とかに出てほしいですね」と期待を語った。

　関根さんは番組について「内容を含めて人にほめられた番組はこれが初めて。僕はただ面白いという番組が多かったんですけれど、今回は内容のある番組。少し知的な部分を見せて、仕事の幅を広げたいと思います」と話し、報道陣の笑いを誘った。関根さんとともにMCを務める中村アナウンサーは「特番ではなく、レギュラー化したからこそこの番組に携われる。プロフェッショナルのディープ過ぎるトークが聞ける番組なので、視聴者が置いて行かれないようにプロフェッショナルと視聴者をつなげる役割ができればと思います」と話していた。

　同番組は、総合テレビで3月28日から毎週月曜日午後10時の放送。第1回は「女性の美しさを撮る写真家」で、篠山紀信さん、ホンマタカシさん、梅佳代さんが登場する。（毎日新聞デジタル）