ミムラ:旬な食材で料理 読書は月に200冊読む“雑食系” ドラマ「家族法廷」に出演

「疲れた時などは、酸味のあるものを」と体調管理に気を使うミムラさん
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「疲れた時などは、酸味のあるものを」と体調管理に気を使うミムラさん

 ベテラン俳優の長塚京三さんが主演し、裁判官の日常を描く連続ホームドラマ「家族法廷」(BS朝日)に家政婦役で出演中のミムラさん。長塚さん演じる妻に先立たれた裁判官・小野寺達彦を中心にした一家の騒動をワンセットで撮影。舞台公演のような展開のコメディードラマの中で、ミムラさんはプライベートで問題を抱えながらも一家から一歩引いた客観的な立場で解決策をアドバイスする家政婦を演じている。今回の撮影は「心地よい緊張感と疲労感がある」というミムラさんに、こだわりについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 ミムラさんにこだわりについて聞くと、「あんまりそういうの決まってないんです。これをこうしなきゃと考えるとがんじがらめになる性格なので」と前置きした上で、「のどが弱いのでミントが入っている水を飲んで痛まないようにするなど、撮影に差し支えないように、という最低限のことは常に頭に置くようにしています」と答えた。

 撮影中は体調管理に気を使い、「例えば疲れたときなどには酸味のあるものをとりたくなるので、マネジャーにグレープフルーツジュースをあらかじめ買っておいてもらったり、そんなふうに自分の中で(体調管理の)スイッチがありますね」と万全を期している。

 どうしても撮影中は食事が適当になったりすることも多いため、「休みのときはゆっくり料理を作ることもあります。といっても本も見ないし適当なんですが、なんでも作りますよ。スーパーに行って“顔色のいい”野菜がいたらそれを使ったり」とそのときどきの旬な食材を使って、手際よく料理するそうだ。「旬のものはやっぱり一番おいしいですからね。栄養価的にも(旬のときが)いいと聞くので、できる限りそういうものを食べたいなと思っています」と“旬”を体の中に取り込むようにしている。

 趣味は読書で、多いときは1カ月に200冊も読む。「本はとにかく雑多に読んでいます。(ジャンルは)“雑食”で、なんでも読みますね」といい、小説だけでなく専門書やマンガなど幅広い分野の本を読破している。「影響を受けるものは、ジャンルが決まっているわけではないので、なるべく間口を広く」と知識欲が旺盛だ。マンガも「どんな系列のマンガでも好きです。見方によってはお芝居の勉強になることもありますし、最近はマンガ原作のドラマや映画が多いので、映画化されると聞くと、友だちと一緒にこの役はどの役者さんがいいと思う?と話して盛り上がったりします。マンガを読んでいると結構幅広い年齢の人と会話ができるので、それもいいところだと思いますね」と話題にも事欠かない。

 次回は、家政婦らしいシンプルなエプロン姿が板に付いているドラマ「家族法廷」の撮影中のエピソードや女優の仕事について聞く。

 <プロフィル>

 1984年6月15日生まれ。埼玉出身。03年、ドラマ「ビギナー」(フジテレビ系)のヒロイン役オーディションで、女優デビュー。04年には連続ドラマ、「離婚弁護士」(フジテレビ系)に出演。同年の連続ドラマ「めだか」(フジテレビ系)、05年の「いま、会いにゆきます」(TBS系)に主演する。08年に「斉藤さん」(日本テレビ)に出演。さらに、09年にはドラマ 「銭ゲバ」(日本テレビ系)でヒロインを演じた。11年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」に細川ガラシャ役で出演。映画は「この胸いっぱいの愛を」(05年)でヒロイン役、「落語娘」(08年)では主演を務める。今年10月1日に公開の「天国からのエール」に出演。BS朝日の連続ドラマ第2弾「家族法廷」は毎週水曜午後10時に放送中。

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