羽鳥慎一:“バード”が古巣の「24時間テレビ」総合司会に抜てき ランナー徳さんに代わり

「24時間テレビ」の総合司会に決まった(左から)羽鳥慎一アナウンサー、チャリティーマラソンランナーを務める徳光和夫さん、総合司会の西尾由佳理アナウンサー
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「24時間テレビ」の総合司会に決まった(左から)羽鳥慎一アナウンサー、チャリティーマラソンランナーを務める徳光和夫さん、総合司会の西尾由佳理アナウンサー

 3月末で日本テレビを退社したフリーアナウンサーの羽鳥慎一さんが、8月20、21日に同局系で放送される「24時間テレビ34 愛は地球を救う」の総合司会を務めることが6日、明らかになった。在職時には同番組にほとんど縁がなかった羽鳥アナだが、31回連続で総合司会を務め、今回はマラソンランナーとなる大先輩の徳光和夫さんから受け継ぐ形でフリー転身後に大抜てき。羽鳥アナは「徳光さんの代打ができるのはうれしいですね。今まで半分冗談で、『24時間テレビをやりたい』と言っていましたが、今年、西尾(由佳理)さんの横で、徳光さんを迎え入れられたら本当にうれしいなと思います」と古巣での大役に意気込んでいる。

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 毎年夏に放送され、今年で34回目を迎える「24時間テレビ」。今回は「力(ちから)~わたしは、たいせつなひとり。~」をテーマに、徳光さんが20回目となるマラソンランナーを務めるほか、人気グループ「関ジャニ∞(エイト)」がメーンパーソナリティーに決定している。また、徳光さんと羽鳥アナの後輩で、2人が出演していた朝の情報番組「ズームイン!!」の後番組「ZIP!」の総合司会も務める桝太一アナウンサーが徳光さんが走るマラソンの密着リポートを担当することも決まった。

 「24時間テレビ」について羽鳥アナは、「徳光さんは『24時間テレビ』そのものですし、存在感がある。西尾さんは一緒に『ズーム~』を始めたころから司会を担当していて、(そんな彼女を)『24時間テレビ』で見ていて、いつも『いいなあ』と思っていました」と告白。今年は東日本大震災があったが「被災地のことを考えると(気持ちが)マイナスの方向に行きがちですが、楽しいことを求めている人もいる。(心の底から笑うのは難しいと思いますが)笑いを届けるのもテレビの役割だと分かりました。明るく楽しく、被災地に笑い声が届くように、と思っています」と抱負を述べた。

 羽鳥アナが総合司会を務めることについて、徳光さんは「決まったときは、実際に跳び上がりはしないですけども、跳び上がらんばかりに喜びました」と大喜びし、最年長でマラソンランナーを務めることについても「私は古希を迎えたんですが、いろんな激励の言葉として『リタイヤするのも勇気だぞ』と言われます。でも私は絶対リタイヤしない! 武道館までたどり着きます!」と力強く語っている。

 7回目の総合司会となる西尾アナは「ズームイン!!」で羽鳥アナとずっとコンビを組んでおり、久々の共演となるが、「テンションは例年通りです(笑い)」とつれないコメント。「徳光さんが総合司会の場所にいないということが考えられないので、むしろ例年より不安な部分もあるかもしれません。でも、徳光さんからいろいろと引き継いでこられた羽鳥さんに、私は『ズーム~』で育ててもらったと思っているので、そんな羽鳥さんと一緒にできるのはうれしいですね。本人には言いたくないですけど(笑い)」と毒舌でエールを送っている。(毎日新聞デジタル)

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