12日発表された10、11日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、新作「探偵はBARにいる」が、10日から全国251スクリーンで公開され、土日2日間で約13万人を動員し、興行収入約1億7022万円を挙げて初登場首位を獲得した。主人公の探偵を演じた大泉洋さんと相棒を務めた松田龍平さんの女性ファンと、ハードボイルドな作風を好む男性ファンとがバランスよく集客された上に、美人ママを演じている小雪さんの結婚と妊娠がちょうど話題となったこともあり、大泉さんの出身地で同映画の舞台でもある北海道エリアの劇場では東京都内の主要劇場を超える集客があったといい、幅広い人気を集めた。
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2~4位は、それぞれ前週より1ランクずつダウン。3位の「神様のカルテ」は興行収入10億円を突破した。5位にはベルギー生まれの人気キャラクターで小さな青い妖精・スマーフをCGアニメーションと実写の融合で3D映画化した新作「スマーフ」が初登場。土日2日間で約5万人を動員し、興行収入約6583万円、オープニング3日間で動員約6万人、興行収入約7638万円だった。9位の「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」は4ランクダウンしたが、興行収入40億円を突破し、シリーズ最高成績を記録した。
「探偵はBARにいる」は、札幌出身の作家・東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」の2作目にあたる「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫)を、ドラマ「相棒」などで演出を手がけた橋本一監督が映画化。ある依頼を調査する探偵(大泉さん)は、飲み仲間の記者・松尾(田口トモロヲさん)と高級クラブに入り、美人ママ・霧島沙織(小雪さん)と出会う。沙織は前の夫(西田敏行さん)を暴行事件で亡くしていた。探偵が調査を進めたところ、沙織の名前が挙がってきて……というストーリー。映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「キサラギ」、ドラマ「相棒」などで知られる古沢良太さんが共同脚本の一人を務めている。
「スマーフ」は、どこかの森の中に住んでいるという青色の肌をした小さな体の妖精・スマーフたちが、邪悪な魔法使いガーガメルによって村を追われ、突然開いた大きな穴にのみ込まれ、米NYのセントラルパークへと放り出されてしまう。ガーガメルに見つかる前に自分たちの村へ戻る方法を見つけなくてはならない……というストーリー。日本語吹き替え版には、声優の山寺宏一さん、アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さん、知念侑李さんらが参加している。
そのほか新作では、アメコミ大手DCコミックの人気ヒーローを、「007 カジノ・ロワイヤル」のマーティン・キャンベル監督が実写映画化した「グリーン・ランタン」が10位にランクインした。お調子者で“ダメダメ”、でもあきらめないという性格のハル・ジョーダン(ライアン・レイノルズさん)が、ある日突然、宇宙警察機構「グリーン・ランタン」の一員に選ばれる。ハルは仲間と幼なじみで恋人のキャロル・フェリス(ブレイク・ライブリーさん)を守り、宇宙最大の危機を救うことができるのか……というストーリー。(毎日新聞デジタル)
1位 探偵はBARにいる
2位 ライフ −いのちをつなぐ物語−
3位 神様のカルテ
4位 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
5位 スマーフ
6位 くまのプーさん
7位 カンフー・パンダ2
8位 コクリコ坂から
9位 トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
10位 グリーンランタン
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