カーネーション:二宮星ちゃんがヒロイン次女役で再登場

直子の扮装をした二宮星さん=NHK提供
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直子の扮装をした二宮星さん=NHK提供

 女優の尾野真千子さん(30)が主演するNHK連続テレビ小説「カーネーション」の第1週でヒロイン糸子の子供時代を演じた二宮星(あかり)ちゃん(9)が再登場することがこのほど、明らかになった。視聴者からの「1週目だけではもったいない」「もう一度登場させてほしい」という要望に応えたもので、星ちゃんは12年1月9日からスタートする第15週から、糸子の次女・直子役で登場する。

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 ドラマは、ファッションデザイナーのコシノ3姉妹の母で、自身もデザイナーの草分けとして活躍した小篠綾子(コシノアヤコ)さんをモデルにし、糸子の波瀾(はらん)万丈の生涯を描く。大正2(1913)年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれた小原糸子が、父の反対を押し切って女学校を中退し、ミシンの修業を積んで、洋装店を開業。結婚するが、3人目の子供をみごもったとき、夫は出征先で戦死、女手一つで娘3人を育てることになる……という物語。糸子の涙と笑いの子育て奮闘記でもある。

 星ちゃんは02年5月生まれ。ダンスチーム「D.unit」のメンバーとして活動している。今作がドラマ初出演で、第1週で演じた11歳の糸子は「だんじり」にあこがれ、近所の男の子ととっくみあいのけんかをしたり、父親の代わりに大人が舌を巻くほどの根性と機転で集金を行ったりとおてんばでしっかり者のキャラクター。星ちゃんは元気に生き生きと演じ、好評を博した。第15週から演じる7歳の直子は、あまりのやんちゃぶりに糸子が「猛獣」と呼ぶほどの個性の持ち主。糸子の子供時代をほうふつとさせる性格で、星ちゃんの天真らんまんな明るさ、元気の良さがぴったり当てはまることから、起用に至ったという。

 城谷厚司チーフ・プロデューサーは、糸子の子供たちを「しっかり者の長女、やんちゃな次女、マイペースの三女」と説明し、次女・直子について「男勝りでだんじりが大好き。まさに糸子の生き写しのような女の子。ならば少女時代の糸子を生き生きと演じきった星ちゃん以外に考えられません」とコメント。「再びあのはじけるような笑顔と元気で直子役に体当たりしてくれることと思います」と期待している。(毎日新聞デジタル)

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