注目ドラマ紹介:「逃亡者おりん最終章」戦いに終止符 17日深夜からは続編

「逃亡者おりん最終章」で主人公・おりんを演じる青山倫子さん=テレビ東京提供
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「逃亡者おりん最終章」で主人公・おりんを演じる青山倫子さん=テレビ東京提供

 06年10月~07年3月にテレビ東京系で放送された女優の青山倫子さん主演の連続時代劇「逃亡者 おりん」のスペシャル版「逃亡者おりん最終章」が12日放送される。17日深夜からは約6年ぶりとなる続編「逃亡者 おりん2」の放送がスタートするが、それに先がけスペシャル版ではおりんが敵との対決に終止符を打つまでを描き、連続ドラマでは吉原の大火のぬれぎぬを着せられたおりんの新たな逃亡劇を描く。

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 舞台は江戸中期の九代将軍・徳川家重の時代。家重を守る植村道悦(榎木孝明さん)率いる暗殺組織「手鎖人」を抜けて逃亡者となり、道悦が送り込む刺客との戦いを繰り広げてきたおりんは江戸郊外の里で静かな日々を暮らしていた。ある日、浪人たちに襲われていた記憶喪失の娘・お菊(高松あいさん)を救うが、すぐにお菊は日光へと連れ去られてしまう。日光東照宮には幕府を揺るがす秘密が隠されており、幕府転覆を企む一味がそれを狙っていた。その中には、弥十郎(宅麻伸さん)の姿も……。お菊を助けるために日光へ旅立つおりんだったが、新たな手鎖人が立ちふさがり……というストーリーが展開される。

 同作は時代劇「水戸黄門」(TBS系)などを手がけるC.A.Lが制作したことでも話題となったが、昨年末で「水戸黄門」の放送が終了し、民放唯一の時代劇ドラマとなっている。青山さんは「時代劇はなくなってはいけないと思う。日本人のルーツ、教科書に載っていない世界が入ってくるので大事なもの」と力を込め、「時代劇を見たことがない方も入りやすい作品なので、いろんな世代の方に見てほしい。時代劇ってこんなに面白いんだと感じてほしいです」と呼びかけている。

 スペシャルドラマ「逃亡者 おりん 最終章」は12日午後9時放送。(毎日新聞デジタル)

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