桜 稲垣早希の補完計画:「ちはやふる」 吉本かるた部結成!?

「ちはやふる」の魅力を語る桜 稲垣早希さん
1 / 1
「ちはやふる」の魅力を語る桜 稲垣早希さん

 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のヒロイン・アスカの物まねで知られるお笑い芸人の桜 稲垣早希さん。「エヴァ」だけでなくさまざまなアニメやマンガ、ゲームが大好きという稲垣さんが、熱い思いを語ります。

あなたにオススメ

 ◇

 今回は今好きなアニメについて語りたいと思います。熱血スポ根少女アニメ「ちはやふる」です! これはアニメになる前からマンガの方で好きになったので、もうアニメ化になると聞いたときはすごくうれしかったです。

 主人公のちはやは、なんの取り柄もない元気な女の子。そこで転校生の新(あらた)によってかるたと出会います。そこから、かるた仲間が増え、かるたのクイーン(かるたで一番強い女性のこと)を目指すストーリーなんです。

 が、ちはやふるのすごいところは、カテゴリーは少女マンガなのですが、かるたの試合が始まれば、突如スポ根化するのです!!

 もうその姿は少年マンガです!! 競技かるたの緊迫したスピード感がうまく描かれており、読んでて手に汗握ります!! 第1巻の初めのちはやのせりふ「お願い誰も息をしないで……」には、しょっぱなからすごい引き込まれました! かるたの知識も増えて勉強にもなりますしね!!

 しかし、恋愛要素も友情要素もきちんとあります。天然かるたバカのちはやのことを好きな「太一」、それに気づかないちはやのやりとりはハラハラニヤニヤさせてくれます。この微妙な心理の描き方はさすが少女マンガと言ったところでしょう~。

 そして、かるた仲間を増やすために奮闘するちやはの周りには個性的なメンバーが集まってきます。私のお気に入りは「机くん」です。勉強しか興味がなく居場所は机の前だけだった机くんがかるた部に入ってチームワークの大切さ、友情の素晴らしさを見いだすところは涙ものです!!

 つまりこの作品は「青春」「恋愛」「知識」の一石三鳥アニメ!! 老若男女が楽しめます。

 ちなみに、すぐに影響受けやすい私はさっそく本屋さんに百人一首を買いに走り、お正月には着物を着てかるたをしました。しかし、周りの人が全然してくれなかったので、1人で読んで1人でしました。

 私も、ちはやみたいにかるたができる素敵な仲間がほしい!と思い、今、吉本ではかるた部を作ろうとひそかに計画しています。ちゃんと強い部になったらかるたのイベントをしたり、競技かるたの大会に出たりしたいな~なんて思ってます。

 が、「けいおん!!」にはまって、主人公と同じモデルのギター(のパチもの)を買って一時弾いてたものの、今は押し入れの奥にしまっちゃってますし、私の「はまる」ぬるさったらないですから、どうなるかわかりませんけどね^^;

 ◇プロフィル

 桜 稲垣早希(さくら いながき・さき)=83年神戸市生まれ。07年2月に、お笑いコンビ「桜」を結成。07年の「M−1グランプリ」で3回戦に進出するなど活躍していたが、09年末に相方がコンビを卒業し、ピン芸人として活動。アニメ「エヴァンゲリオン」のヒロイン、アスカの物まねで知られ、バラエティー番組「ロケみつ」(毎日放送)でブレーク。「R−1ぐらんぷり」で2年連続で準決勝に進出したほか、「吉本べっぴんランキング」でも2年連続で2位を獲得している。最近ではバラエティー番組などでナレーションもこなすなど、芸の幅を広げている。

コラム 最新記事