柏木由紀:“冠ドラマ”で主演デビュー 「ミエリーノ柏木」13年1月スタート

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 人気アイドルグループ「AKB48」の柏木由紀さん主演デビュー作となるドラマのタイトルが「ミエリーノ柏木」に決まり、連続ドラマでは異例の冠番組になることが28日、明らかになった。テレビ東京などで13年1月11日からスタートする。“恋愛禁止”で知られるAKB48だが、相手に触れるとその相手の恋愛にまつわる近未来が見えてしまう特殊能力を持っているカフェ店員役で、複雑な恋愛事情の解決に挑戦する柏木さんは、「連続ドラマ初主演ということで不安は大きいですが、13年の新たなスタートとして、このドラマで新しい自分を見せられたらいいなと思っています。『ミエリーノ』を来年の流行語にしていきます!」と意気込みを語っている。

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 テレビ東京は、これまで、ヤンキー少女たちの波乱の青春を描いたメンバー総出演のドラマ「マジすか学園」(10年1月クール、11年4月クール、12年7月クールの3シリーズ放送)、ドラマ初主演の渡辺麻友さんが「17歳のアイドルを装う38歳の教師」を演じたドラマ「さばドル」(12年1月クール放送)と、AKB48を起用したドラマを次々と放送してきた。

 今回のドラマでは、“別れさせ屋”を裏稼業とするカフェが舞台。特殊能力を持っている恋愛音痴のカフェ店員(柏木さん)が、さまざまな事情を抱えた男女の恋愛を目の当たりにし、ゆがんだ恋の結末の理不尽さや不条理さに疑問を抱きながら、「恋とはなにか?」「愛とはなにか?」と悩みながら成長していく……という物語。企画・原作をAKB48総合プロデューサーの秋元康さん、脚本・演出を映画「ホテル ビーナス」(04年)などを手がけたタカハタ秀太監督が担当する。柏木さんのほか、佐野史郎さん、お笑いコンビ「キングオブコメディ」の今野浩喜さんらが出演する。

 人気投票「AKB48選抜総選挙」で2年連続3位となるなど、人気メンバーの柏木さんは、「AKB48としての私を応援してくれている方にももちろん見ていただきたいのですが、物語としても幅広い世代の方に共感してもらえる内容になっていると思いますので、それぞれの見方で楽しんでいただけたらうれしいです」とアピール。柏木さんを“優等生”と表現する秋元さんは「柏木に恋愛とは何かを学習させようと、このドラマを企画しました。柏木由紀のように、“優等生”は、このドラマで男と女のずるさを学んでください」とエールを送っている。

 主題歌には、柏木さんのソロデビュー曲で、メンバー初の独自レーベル「YukiRing(ユキリン)」からリリースするファーストシングル曲(タイトル未定)の起用が既に決まっている。13年2月6日発売。ドラマは13年1月11日からスタートで、毎週金曜深夜0時5分から放送。全12話の予定。(毎日新聞デジタル)

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