錦織圭選手:2年ぶりに初戦突破 1回戦振り返る「すごく満足」

全米オープンテニスの1回戦を振り返った錦織圭選手(写真:AP/アフロ)
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全米オープンテニスの1回戦を振り返った錦織圭選手(写真:AP/アフロ)

 ニューヨークで25日に開幕したテニスの2014年シーズンのグランドスラム(4大大会)最終戦「全米オープンテニス」。大会第3日は、27日深夜0時からWOWOWプライムで生中継される。大会第2日、男子シングルス1回戦に登場した錦織圭選手は、ケガの影響を感じさせない動きで、米国のウェイン・オデスニック選手を6−2、6−4、6−2のストレートで降し、2年ぶりに初戦を突破した。2回戦でスペインのパブロ・アンドゥハル選手と対戦する錦織選手が1回戦を振り返った。

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 −−故障明けですが、いつ頃の段階で感触が戻ってきましたか。

 昨日、一昨日ぐらいの練習ですごくいい感触はつかめてきたので、もう出られるとは思っていました。試合になってやっぱり大事なところで、緊張して打てなくなったりっていうのはあるかなとは少し思っていましたけど、あんまりそういうのもなく、逆になんか調子が本当にいいぐらいのプレーができたのですごく満足はしています。

 −−スタミナ的にはどうでしたか?

 体力にはやっぱり不安はありましたね。特に長いラリーのあとに、なかなか呼吸が回復できなかったり、少しつらいところはあったので。でも、この1回戦をこうやって勝てて、少しは慣れたとは思うので。あと、出だしもよかったですね。しっかり集中してもう1ポイント目からいい感覚が得られていたので。序盤から打っていけましたし、中に入ってステップインして、いつも通りいくことができたので。そのままいいプレーができました。

 −−マイケル・チャンコーチから、試合前にアドバイスは?

 相手に関してはあんまりなかったですね。多分そんなに情報もなかったので。リターンに集中することと、いつも通りのプレーをするっていうのが、今日の戦術でした。

 −−先日ロペスといい練習ができたようですね。

 あの日、特にロペスとやった時の練習が一番よくて。あれのお陰というか、あの時の練習の、あの感覚で自信をつけられたので。あの練習がキーになって自信をつけて、試合に臨みました。

 −−ケガについての不安というのは一掃されたのでしょうか? 調子が悪くなると、また不安も出てくると思いますか?

 可能性がないとは言い切れませんけど。今日は感覚がよかったので、大丈夫だと思います。痛くなったら痛くなったで仕方がないので。あんまり考えずにいきたいと思います。

 −−今日は最初から大丈夫でした? 確認しながら、だんだん不安がなくなった感じですか?

 まだ、徐々にでしたね。最初の方は、まだ痛みがちょろちょろと出ていたので、少しかばいながらやっていましたけど、試合中にどれだけ動けるのかっていうのを確認しながら、後半はスライドも少しずつですけどできていたり。怖さもなくなってきているので、次からは大丈夫だと思います。

 −−第2セットについてはいかがでしょう。

 少し2セット目は危なかったので、気合も入れ直しましたけど、最初から本当に感覚がよかったので。少し競ったりした時は気持ちが消極的になったりはありましたけど。最初の方から、彼のテニスに対してどう対応すればいいかっていうのが、なんとなく最初の数ゲームで分かったので、あまり問題はなかったですね。

 *……「全米オープンテニス」女子シングルス2回戦「ベリンダ・ベンチッチ(スイス)vs 奈良くるみ(日本)」、男子シングルス1回戦「スティーブ・ジョンソン(米国)vs 伊藤竜馬(日本)」は27日深夜0時~午前7時55分までWOWOWライブで生中継。

 女子シングルス2回戦「ティメア・バシンスキー(スイス)vs ビーナス・ウイリアムズ(米国)」、男子シングルス2回戦「スタン・バブリンカ(スイス)vs トーマス・ベルッチ(ブラジル)」は28日午前7時55分~午後3時まで生中継。(試合の進行状況により、放送カードが変更となる場合がある)。

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