劇場版MOZU:フィリピン・マニラで大規模ロケ 日本で不可能な過激爆破シーンも

フィリピンでロケが行われた「劇場版MOZU」の撮影風景(C)2015劇場版「MOZU」製作委員会(C)逢坂剛/集英社
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フィリピンでロケが行われた「劇場版MOZU」の撮影風景(C)2015劇場版「MOZU」製作委員会(C)逢坂剛/集英社

 俳優の西島秀俊さん主演の人気ドラマを映画化する「劇場版MOZU」(羽住英一郎監督)で、大量の火薬を使った過激な爆破シーンやカーアクションなど日本国内では撮影不可能な大規模アクションシーンを実現するために、ハリウッド大作「ボーン・レガシー」の撮影も行われたフィリピン・マニラで撮影が行われたことが5日、明らかになった。西島さんは「現場は熱気と気迫にあふれ、フィリピンロケでは全スタッフが文字通り命がけで撮影しています」と撮影の様子を語っている。

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 フィリピンロケは4月初旬から約1カ月に及んだといい、マニラのマーケットを封鎖して行われた。劇場版に出演する伊勢谷友介さんも「監督が選んだフィリピンのロケ地の建物や雑踏、あふれる人から生まれるカオス的、退廃的な雰囲気がこの映画に力強さを加えていますね」とコメントしている。

 「MOZU」は、作家・逢坂剛さんのハードボイルド小説「百舌」シリーズが原作。WOWOWとTBSの共同制作によるドラマが2014年に放送され、壮大なスケールの爆破シーンや、公安のエース・倉木を演じる西島さんのほか香川照之さん、真木よう子さんら出演者の激しいアクションが話題を呼んだ。

 劇場版は、倉木(西島さん)が妻の死の真実にたどり着いてから半年後を描く。気力を失った倉木と、警察への不信感から警察を辞め探偵事務所を開いた大杉(香川さん)、ともに謎を追っていた明星(真木さん)の3人が、あるテロ集団による高層ビル大規模強盗・脅迫事件に出くわす……というストーリー。西島さん、真木さん、香川さんのほか長谷川博己さん、小日向文世さん、池松壮亮さん、伊藤淳史さんらドラマ版のキャストも出演するほか、映画版キャストとして、伊勢谷さんのほか、ビートたけしさん、松坂桃李さんも出演する。映画は11月7日公開。 

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