今週シネマ:5、7、8日公開の映画「ジュラシック・ワールド」「ミッション:インポッシブル」「BORUTO」…

映画「ジュラシック・ワールド」のワンシーン(C)ILM/Universal Pictures and Amblin Entertainment
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映画「ジュラシック・ワールド」のワンシーン(C)ILM/Universal Pictures and Amblin Entertainment

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。5日には、現代によみがえった恐竜たちが大暴れする大ヒット作「ジュラシック・パーク」シリーズの最新作「ジュラシック・ワールド」(コリン・トレボロウ監督)が、7日にはトム・クルーズさんが演じる諜報(ちょうほう)部員が活躍する大ヒットスパイアクションのシリーズ第5作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」(クリストファー・マッカリー監督)、人気マンガ「NARUTO-ナルト-」の劇場版アニメ最新作「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」(山下宏幸監督)が公開。8日には、半藤一利さんのノンフィクションが原作の「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)が公開される。

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 「ジュラシック・ワールド」は、「ジュラシック・パーク」シリーズの14年ぶり4作目。「ジュラシック・パーク」での事故から22年後に新たにオープンした恐竜のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」が舞台。最新の映像技術とテクノロジーでブラッシュアップされた恐竜たちの造形や精密な動きが見どころで、ティラノサウルスら恐竜たちのバトルは見応え十分。2018年公開予定の続編への期待が持てる仕上がりになっている。

 「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」は、「ワルキューレ」(04年)や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(14年)の脚本を手がけ、「アウトロー」(12年)で監督を務めたマッカリー監督がクルーズさんと4度目のタッグを組んだスパイアクション作。軍用機の扉にしがみついて約1500メートルの上空で機内に侵入する派手なアクションに始まり、タイムリミット6分間の潜水アクションやカーチェイス、バイクでの追跡バトルなど思わず引き込まれる数々のアクションシーンが見どころだ。

 「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」は「NARUTO-ナルト-」の11作目の劇場版アニメ。ナルトの息子・ボルトの活躍が描かれており、原作者の岸本斉史さんが初めて原作、脚本、キャラクターデザインなどを手掛けた。友情、努力、勝利の“ジャンプ3原則”はもちろん、仕事ばかりのナルトと息子ボルトの関係など「家族の絆」がテーマになっている点にも注目したい。ナルト役の竹内順子さんやサスケ役の杉山紀彰さんらおなじみの声優陣のほか、ボルト役で三瓶由布子さん、サスケの娘・サラダ役で菊池こころさんが声を演じている。

 「日本でいちばん長い日」は太平洋戦争末期の日本を舞台に、降伏か本土決戦かを巡って決断に苦悩する陸軍大臣・阿南惟幾(あなみ・これちか/役所広司さん)や昭和天皇(本木雅弘さん)、鈴木貫太郎首相(山崎努さん)、降伏に反対する陸軍少佐・畑中健二(松坂桃李さん)らの姿を描いた作品。登場人物たちの心の動きがつぶさに描かれているほか、昭和天皇役の本木雅弘さんの演技にも注目したい。

 このほか8日には、特撮ドラマ「仮面ライダードライブ」の劇場版最新作となる「劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー」(柴崎貴行監督)、特撮ドラマ「スーパー戦隊」シリーズの夏恒例の単独映画「手裏剣戦隊ニンニンジャー THE MOVIE 恐竜殿さまアッパレ忍法帖!」(中澤祥次郎監督)、二階堂ふみさんと長谷川博己さんが主演の「この国の空」(荒井晴彦監督)などが公開される。

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