ザ・リーダー:クボタ木股昌俊社長 「下町ロケット」にも登場 強みは現場主義

巨大なトラクターの前で語る「クボタ」の木股昌俊社長(右)と高井美紀アナ
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巨大なトラクターの前で語る「クボタ」の木股昌俊社長(右)と高井美紀アナ

 経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を描きだすドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が15日、放送された。農機メーカーとしては国内トップ、世界でも3位の「クボタ」の木股昌俊社長が、ドラマ「下町ロケット」のロケにも使われた自慢の工場ラインで“クボタ魂”を熱く語った。

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 木股社長は1977年、当時の久保田鉄工(現クボタ)に入社し、2014年から社長を務める。番組では、入社して11年勤務し、さらに工場長も務めた思い出深い筑波工場で、「トラクター運転するのは得意なんです」と、クボタで一番大きなトラクターを運転。
高井アナを乗せて、170馬力のトラクターの大迫力を披露し、「早くこの上(のサイズ)を作りたい」と意気込みを語った。

 「下町ロケット」に登場した筑波工場のラインを案内しながら「クボタの強みは現場主義。現場を一番大事にしている社風」といい、社長就任以来2年間、現場に足を運び、クライアントに説明したり、社員の困りごとを聞いてまわっているという。工場長時代は「ちょっとしたケガ、赤チン災害が多かった」といい、それを減らすにはどうしたら良いかを考え、工場の従業員ひとりひとりの誕生日にハガキを出すことを始めた。木股さんが始めたのをきっかけに歴代の工場長も続けているというハガキ作戦で災害ゼロを達成したエピソードも披露した。

 農機メーカートップのクボタとして、高齢化や担い手不足、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)など日本の農業が直面する課題を見据え、農業の自動化・省力化・IT化を進め「効率のいい営農方法、ソリューションまでお手伝いして日本の農業の競争力をあげて輸出までできれば。日本の農業に恩返ししたい」と語った
 
 次回放送は6月12日午前5時から。アート引越しセンターの寺田千代乃社長を紹介する予定。

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