良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
女優の尾野真千子さん主演の連続ドラマ「はじめまして、愛しています。」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が14日スタートする。視聴率40%を記録した大ヒットドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の遊川和彦さんが、今回は「特別養子縁組」という、血のつながらない他人同士が“本当の家族”として認められる実在の戸籍制度をテーマに書き下ろすヒューマンドラマ。ピアニストの梅田美奈(尾野さん)と夫の信次(江口洋介さん)が、親から虐待された男の子と出会い、本当の家族を目指そうとする。
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第1話では、ピアノ教室を開いている美奈が夫の信次から、近所でゴミ箱をあさる不審な生き物のうわさを聞かされる。10代のころから夢見ている国際コンクールでの入賞を目指してピアノの練習をしていると、“不審なもの”が庭に侵入。正体を確かめると、服も体も汚れ、無表情で何もしゃべらない男の子だった。男の子は空腹のため、美奈の差し出したドーナツをむさぼる。その後、男の子は親から虐待され、その親も1カ月以上、姿が確認されないことから、養護施設に入ることになる。しかし、数日後、男の子は再び梅田家の庭に姿を現す。相変わらず何も語らないが、二度も自分の家にやってきたことに運命めいたものを感じた信次は、ひそかに特別養子縁組について調べ始める……という展開。
男の子を養子にできるかどうか審判を下す児童相談所のベテラン職員、堂本真知を余貴美子さん、美奈の父で世界的に有名な指揮者、追川真美を藤竜也さんが演じ、信次の弟・巧役で速水もこみちさん、妹・不破春代役で坂井真紀さんも出演する。
特別養子縁組の対象となる子供は6歳までで、親になることを望む夫婦は6カ月以上に及ぶ試験期間を課せられ、さまざまな条件を審査されるといい、ドラマでは、単なるフィクションではなく、綿密な取材から厳しい現実を見つめながら、遊川さん独特のユーモアも交えて描かれる。尾野さんと江口さん演じる夫婦が「本当の家族」を目指す6カ月の奮闘。“家族のあり方”を問うホームドラマに注目だ。
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