池井戸潤:新作「陸王」が役所広司主演でドラマ化 日曜劇場で「半沢」スタッフ再集結

池井戸潤さんの小説が原作のドラマ「陸王」で主演を務める役所広司さん
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池井戸潤さんの小説が原作のドラマ「陸王」で主演を務める役所広司さん

 大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)の原作者・池井戸潤さんの新作「陸王」が、俳優の役所広司さん主演でドラマ化され、TBSの「日曜劇場」枠で2017年10月期に放送されることが29日、分かった。「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」の伊與田英徳さんがプロデューサーを務め、八津弘幸さんが脚本、福澤克雄さんが演出を手がけるなど大ヒットドラマのスタッフが再集結する。役所さんがTBSの連続ドラマに出演するのは1997年の「オトナの男」以来、約20年ぶりで、創業から100年以上続く老舗足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長・宮沢紘一を演じる。

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 池井戸さんは「主演の役所広司さんはじめ、役者のみなさんの演技と、駅伝シーンなど、ドラマならではの演出を楽しみにしています」とコメントを寄せている。

 また、役所さんは「原作の中で『私は“陸王”というシューズを企画して、試行錯誤しながらここまできた。その過程でいろんなことを学ばせてもらったけど、中でも特に教えられたのは人の結びつきだ』と言った宮沢社長は、決して経営者として才能ある人物ではないけれど、彼には人をひきつける不思議な魅力があります。その魅力を試行錯誤しながら、見つけていこうと思います。 たくさんのユニークで魅力的な登場人物たちとドラマの中で会える日を楽しみにしています」と話している。

 「陸王」は、埼玉県行田(ぎょうだ)市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長・宮沢紘一が、銀行担当者とのやり取りを通じて、新規事業への参入を考え始め、足袋製造で培った技術を生かして、“裸足感覚”を追求したランニングシューズを開発しようとする……というストーリー。従業員20人あまりのこはぜ屋は、乏しい資金、人材、開発力、世界的に有名なスポーツブランドとの競争などに苦しみ、宮沢は何度もくじけそうになるが、家族や従業員、取引先、銀行の担当者、新たな人脈に救われることになる。原作に登場する「ニューイヤー駅伝」の様子をドラマに盛り込むため、17年1月1日に行われるニューイヤー駅伝2017(第61回全日本実業団駅伝)で撮影が行われる予定。

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