NHK:放送総局長も「ひよっこロス」を心配? 桑田の紅白出場も…

「ひよっこ」で主演を務める有村架純さん
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「ひよっこ」で主演を務める有村架純さん

 NHKは20日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で放送総局長定例会見を開き、放送中のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」について、木田幸紀放送総局長は「思い起こせば7月の会見の時は視聴率はえっという感じだったが、夏場に入ってたくさんの方に見ていただいた。この場を借りてお礼を言いたい」と感謝の言葉を述べた。

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 続けて「脚本の岡田惠和さん、(主演の)有村架純さんをはじめ、スタッフ、キャストは非常に難しい世界に全力で取り組んでいて、敬意を表したい。人と人との結びつき温かさが全国津々浦々にしみこんだのでは。(30日の)最終回の視聴率がどうかということもあるが、ひそかに“ひよっこロス”が発生するのではないかと心配。今度(次の朝ドラの『わろてんか』)は朝から大いに笑っていただいて、エネルギーを充塡(じゅうてん)していただければ」と話した。

 また主題歌を歌う桑田佳祐さんが「ひよっこ」のキャストと年末の紅白歌合戦に出場する可能性を聞かれると「紅白は現場で検討していると思うので、おいおい10月、11月にみなさんにお知らせできるのはと思います」と話した。

 「ひよっこ」は96作目の朝ドラで、「ちゅらさん」などの脚本家・岡田惠和さんのオリジナル作。奥茨城の農家に生まれて、のんびりした少女に育った谷田部みね子が、出稼ぎで東京に行っていた父が行方不明になったことをきっかけに、集団就職で上京する……というストーリー。高度経済成長期に集団就職で上京した“金の卵”が、殻を破って成長していく姿を描いている。NHK総合で毎週月~金曜午前8時ほかで放送。30日に最終回を迎える。

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