写真家・シャルル・フレジェ:日本撮影の密着ドキュメンタリー放送 「旅の密度の濃さが感じられる番組に」

「ノンフィクションW シャルルの幻想の島 ~日本の祝祭とフランス人写真家~」のトークイベントの様子
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「ノンフィクションW シャルルの幻想の島 ~日本の祝祭とフランス人写真家~」のトークイベントの様子

 WOWOWのドキュメンタリー番組「ノンフィクションW シャルルの幻想の島~日本の祝祭とフランス人写真家~」のトークイベントが20日、東京都内で行われ、同番組で密着取材を受けたフランス人写真家のシャルル・フレジェさんが、スカイプ中継で参加した。イベントには長谷川歩監督も同席。フレジェさんは、「長谷川監督にとって非常に長い仕事だったと思う。本当にこの旅は長い旅で、ほぼ9~10週間、一緒に密着してくださいまして、この作品を見ていると、私たちの旅の密度の濃さが感じられる番組になっていると感じた」と思いを語った。

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 「ノンフィクションW シャルルの幻想の島~日本の祝祭とフランス人写真家~」は、欧州各地の獣人や魔物の装束を撮影した写真集「WILDER MANN」で世界的な評価を得たシャルルさんが、日本の「ナマハゲ」の存在を知り、1年以上にわたり、日本の祝祭に現われる神々や妖怪に扮(ふん)した人々を撮影した模様が映し出されている。それらは、写真集「YOKAI NO SHIMA」にまとめられ、話題となった。

 フレジェさんは、日本での撮影では「このお面は神社の外では撮れない」などさまざまな制約があったことを明かしたが、「アーティストにとっては制限があることが大事。制限があるからこそ、その中で自分の限界を超える楽しさが出てくる」とこだわりを語った。

 番組は24日午後9時からWOWOWプライムで放送。

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