松岡茉優:今年の漢字は「観」 その理由は…

映画「勝手にふるえてろ」の特別上演イベントに登場した松岡茉優さん
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映画「勝手にふるえてろ」の特別上演イベントに登場した松岡茉優さん

 女優の松岡茉優さんが5日、東京都内で行われた主演映画「勝手にふるえてろ」(大九明子監督、12月23日公開)の特別上映イベントに登場した。東京国際映画祭で「観客賞」を受賞した今作で、映画初主演を果たした松岡さん。司会者から今年を表す漢字1文字を聞かれると、「観」という文字を披露した。

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 今作を東京国際映画祭の客席で観賞したという松岡さんは、“今年の漢字”について、二つの意味があると説明。「『観客賞』を取ったことも大きいです」と言い、「客席で見ていて、思ってもいないところで笑ったり、泣いたりして。皆さんに(見て)受け取ってもらって初めて映画になるんだって身をもって体感しました」と理由を語った。

 またイベントでは、サプライズで、今作に出演もしているロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルの渡辺大知さんが、映画の主題歌「ベイビーユー」を生歌で披露。渡辺さんは主題歌について「『松岡さんのキャラクター、めっちゃよかったですよ』って歌で伝えられるように、ラブレターを渡すように」と例えた。渡辺さんが歌い終わると、松岡さんは「抱きしめられた気がしました。(映画の)エンディングを見た後、私たちの気持ちが分かると思います」と感無量の様子だった。

 イベントには、石橋杏奈さん、北村匠海さん、古舘寛治さん、片桐はいりさん、大九監督も登場した。「黒猫チェルシー」のギター、澤竜次さんも演奏で参加した。

 映画は、芥川賞作家の綿矢りささんの小説が原作で、ヨシカ(松岡さん)の“脳内の片思い”と“リアルな恋愛”の二つの恋の行方を描いたコメディー。中学時代からの片思いの相手・イチ(北村さん)との過去を思い出して胸をときめかせるヨシカは、突然同期の二(渡辺さん)から告白されるが、関係に乗り切れないでいる。そんな時、ヨシカはある出来事をきっかけに「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」と思い立ち、同級生の名をかたり、同窓会を計画する……というストーリー。

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