女優の大地真央さんが、2018年1月からテレビ朝日の昼の帯ドラマ枠で放送される「越路吹雪物語」で故・越路吹雪さんの絶頂期を演じることが6日、分かった。ドラマは“日本シャンソン界の女王”と呼ばれた越路さんの人生を描くもので、自身も所属した宝塚歌劇団の大先輩を演じることになった大地さんは、「越路吹雪さんは尊敬する“大上級生”。うれしさと同時に、責任も感じています」と心境を明かしている。
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越路さんと同様、宝塚歌劇団の男役トップスターだった大地さんは越路さんとの共通点について、「新人時代、私は“現代っ子”や“異端児”などと言われたのですが、越路さんもやんちゃな面がおありだったようで。おこがましいのですが、似ているエピソードが多々あって、うれしく思っています。そういう点では楽しんで演じさせていただきたいなと思っています」と語り、「まだ“準備の準備”という段階なのですが、せっかく機会を与えていただいたので、やはり越路吹雪さんを演じること自体を楽しみにしています」と意気込んだ。
越路さんの親友であり、マネジャーで作詞家の故・岩谷時子さんの絶頂期は市毛良枝さんが務める。市毛さんは「私はまさに“ドンピシャ世代”で、越路吹雪さんのリサイタルを劇場で拝見していました。劇場にいらした岩谷時子さんの姿を遠くから垣間見たことがあるのですが、とてもやさしそうな方でした」と当時の印象を語り、「とにかく上品で、美しい日本語を使い続けた方、という印象がありますね。実際のお話しぶりを聞いてもすごくきれいな日本語を口にしていらしたし、歌詞に使われた言葉も、とても美しくて。なかなか及ばないとは思いますが、そういったところを大切に演じられたらと思っています」とコメントを寄せている。
また、追加キャストも発表され、越路さんに淡い恋心を抱く脚本家の庄司義男を駿河太郎さん、歌劇団の教務責任者の大塚弥一を宇梶剛士さん、越路さんの歌の才能を最初に見抜く声楽教師の伊藤登に中村俊介さん、伊藤とは逆に越路さんを落第させるべきと主張する日本舞踊教師の近江丈一郎を篠井英介さんが演じる。
ドラマは、越路さんの幼少期から「落ちこぼれ」といわれた越路さんの宝塚時代を経て、岩谷さんとの運命的な出会い、戦争を乗り越えた2人が二人三脚でトップスターへ駆け上がっていく軌跡が描かれる。越路さんの青年期を瀧本美織さん、岩谷さんの青年期を木南晴夏さんが演じ、市川由衣さん、尾美としのりさん、濱田マリさん、原日出子さん、宮崎美子さんらも出演する。18年1月から毎週月~金曜午後0時半に放送。
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