紅白リハ：X JAPAN・YOSHIKI　カメリハ前に会見「ドラムはリハビリ」

　ロックバンド「X JAPAN」が30日、東京・渋谷のNHKホールで行われている「第68回NHK紅白歌合戦」のカメラリハーサル（カメリハ）前に取材に応じた。今年5月に米国の病院で頸椎（けいつい）人工椎間板置換の手術を受け、激しいドラム演奏から遠ざかっているYOSHIKIさんは「紅白の本番で復活か」と言われていることについて「うわさですよね。それはね……」と言及せず。しかし「米国の医者に『ある程度、無理をしたほうがよい』と言われている。ドラムはリハビリの内ですからね」と含みをもたせていた。

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　YOSHIKIさんは、体を酷使するドラムプレーにより、2009年に頸椎椎間孔狭窄（きょうさく）症と診断され、頸椎椎弓切除・頸椎椎間孔切除の手術を受けた。その後も頸椎椎間板ヘルニアの悪化で、手と腕にまひ・強度のしびれなどの症状が表れて再び頸椎椎間孔狭窄症と診断され、今年5月に2度目の手術を受けた。

　YOSHIKIさんは、首の状況について「100％で言うなら30％くらい」と明かし「手もあまりよくない。注射を打ってきました。手術していない部分の頸椎は危ない。手術した部分の頸椎は鉄になっているので」とにやり。Toshlさんは「僕はやめたほうがいいと思っています。でも、本人が目標がないとつらいという話を受けて、言い方はわるいけどコンサートがリハビリになっているよう。我々も見守りながらサポートする」と語った。

　本番では「ENDLESS RAIN」の特別バージョンを披露する。YOSHIKIさんは「去年（の紅白の演出で）はゴジラに勝ったので、今年はそれを超えるインパクトがあると思います」と自信を見せていた。

　今年の紅白歌合戦のテーマは「夢を歌おう」で、総合司会をお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんとNHKの桑子真帆アナウンサーが担当し、白組司会は人気グループ「嵐」の二宮和也さん、紅組司会は昨年に続き、2年連続となる女優の有村架純さんが務める。

　昨年に引き続き、歴代最長タイの午後7時15分～同11時45分（途中ニュース中断あり）に放送される。