中村蒼:三島由紀夫原作ドラマで主演 「頭を悩ませる日々続いた」

BSジャパンの連続ドラマ「命売ります」の会見に登場した中村蒼さん
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BSジャパンの連続ドラマ「命売ります」の会見に登場した中村蒼さん

 俳優の中村蒼さんが9日、東京都内で行われた主演を務めるBSジャパンの連続ドラマ「命売ります」の会見に登場。同作は三島由紀夫の同名小説が原作で、中村さんは、人生の行く先を悟ってしまったゆえに自殺を試み、ついには“命を売る”商売を始める主人公・山田羽仁男を演じる。いっぷう変わった主人公を演じることについて中村さんは、「最初はどういう人間かなかなかつかめなくて、どう演じたらいいか頭を悩ませる日々が続いたけど、回を追うごとに人間味が増していき、理解するところが増えていって。回を増すごとに羽仁男のことが愛せるようになっていった」と語った。

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 会見で中村さんは、第6話にゲスト出演する大地真央さんについても触れ、「大地さんは楽しかったですね。住む世界が僕と全然違う人なんで、どういう会話が成り立つのかなと思った」と話し、「(撮影中の背景の)後ろに牛丼のチェーン店があったんですけど。大地さんに『あそこの牛丼屋入ったことありますか』と聞いたら『食べたこともない』と。あ、やっぱり住む世界が違うなと(笑い)。僕が想像していた大地さんの通りでうれしかったです」と撮影時のエピソードを明かした。

 「命売ります」は、BSジャパンが昨年新設したドラマ枠「連続ドラマJ」の第2弾作品で、三島由紀夫の同名原作を初映像化。人生の行く先を悟ってしまった広告代理店勤務の羽仁男(中村さん)は、自殺を試みるが失敗。だがあるきっかけから、自らの命を売り物にして商売することを思いつく……という内容。

 会見には中村さん、前田旺志郎さん、田口浩正さん、YOUさん、田中泯さん、主題歌を担当したロックバンド「人間椅子」の和嶋慎治さんが出席した。ドラマは13日午後9時から放送。

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