井ノ原快彦:寺尾聰の言葉が「何より僕の宝物」 主演ドラマ「特捜9」涙の撮了

連続ドラマ「特捜9」のクランクアップを迎えた寺尾聰さん(左)と井ノ原快彦さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「特捜9」のクランクアップを迎えた寺尾聰さん(左)と井ノ原快彦さん=テレビ朝日提供

 人気グループ「V6」の井ノ原快彦さんが主演する連続ドラマ「特捜9(ナイン)」(テレビ朝日系、毎週水曜午後9時)がクランクアップを迎えた。主演の井ノ原さんは、共演の寺尾聰さんと共に最後の撮影に臨み、「OK!」の声がかかると、寺尾さんとがっちりとハグを交わし、「この3カ月、主役ってどういうものなのだろうと、自分に問いかける日々でした。でも『お前が主役だからオレは出るんだ』と寺尾さんに言っていただけたことが、何よりも僕の宝物、そして力になりました」と涙で声を震わせながらも、笑顔を見せて思いを語った。

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 そんな井ノ原さんを見た寺尾さんは「今、ハッキリわかるのは井ノ原快彦が主役として、“太さ”を見せてくれるようになったこと。これからの井ノ原快彦がとても楽しみです!」と優しい笑顔で称賛の言葉を贈った。

 井ノ原さんと寺尾さんより一足先に、羽田美智子さん、吹越満さん、山田裕貴さんらも撮了を迎え、最後のカットを終えた直後、「これにて、特捜班は終了!」と監督から声がかかると、スタジオから一斉に大きな拍手が湧き起こった。山田さんは「このドラマに参加させていただいたことは自分にとって、ものすごいご褒美だなと思いながら日々、演じさせていただきました。もし続きがありましたら、どうか(自身が演じた)新藤をクビにしないでください!」と、涙ながらに懇願。井ノ原さんがティッシュを差し出す場面もあった。

 続けて、吹越さんが「今、ものすごく寂しい気持ちです……」とサングラスの奥で涙を見せると、羽田さんも「まさか……やめて!!」と、もらい泣き。羽田さんは「12年間でここまで成長を遂げたイノッチ(井ノ原さん)の姿はまぶしくて美しくて、頼もしかった! 本当にいとおしいチームだなと実感しています」と涙をこらえながら“チーム愛”を語った。

 井ノ原さんら特捜班のメンバーの数日前に、同作で初めて刑事ドラマに挑戦した「ジャニーズJr.」で「Travis Japan」のメンバーの宮近海斗さんも撮了を迎え、「最初はとても緊張したのですが、毎回、現場に来るのが楽しみでした。自分自身、もっともっと成長して、次に皆さんとお会いするときは、(自身が演じた)“朗くん”じゃなくて“朗さん”になれるよう頑張りたいと思います!」とあいさつした。

 「特捜9」は、警視庁捜査1課で検挙率ナンバーワンを誇る9係の刑事たちが、さまざまな事情を抱えながらも事件を解決する刑事ドラマシリーズ「警視庁捜査一課9係」の後継作。9係係長・加納倫太郎(渡瀬恒彦さん)が内閣テロ対策室に派遣されたことで解散となった9係の元メンバーが再結集し、新班長・宗方朔太郎(寺尾さん)の下で「特別捜査班」として活躍する姿を描く。最終話は、13日午後9時から15分拡大スペシャルで放送される。

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