俳優の佐野史郎さん主演の連続ドラマ「限界団地」（東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分）の第3話が23日、放送される。「あやめ町団地」に移り住んだ寺内（佐野さん）一家。実はその一番の理由は、古くから知るゴミ屋敷の住人・加代子（江波杏子さん）から情報を得て、隣に住む江理子（足立梨花さん）を孫娘・穂乃花（渡邊詩ちゃん）の母親として見初めたからだった。しかし、江理子は夫の高志（迫田孝也さん）が不倫をしている証拠をつかみ、悩んでいて……。

あなたにオススメ

朝ドラ「ばけばけ」徹底特集！　高石あかりがヒロインに

　ドラマは、佐野さんの連ドラ初主演作で、東海テレビが制作する連続ドラマ枠「オトナの土ドラ」で放送。かつて「夢のニュータウン」といわれていたが、今では活気をなくした郊外の「あやめ町団地」に、息子夫婦を火事で亡くし、父と孫娘・穂乃花を連れた寺内誠司（佐野さん）が引っ越してくる。廃れ果てた団地を、古き良き団地へと導こうとする寺内は、積極的に自治会の集まりにも顔を出し、 団地内の交流を図ろうと画策するが……というストーリー。団地に暮らす専業主婦の桜井江理子役を足立さん、江理子の夫役を迫田さん、自治会長を務めるフリーターの金田哲平役を山崎樹範さんが演じている。

　第3話は、隣に住む江理子を穂乃花の母親として見初め、桜井家に近づいていた寺内だったが、団地の住人から、江理子の夫・高志が派手な女と歩いているのを見たと耳にする。高志の動向を探り始めた寺内は「ご主人は素晴らしい奥さんがいるんですから、大事にしてください」と直接忠告する。

　穏やかな口調ながら、目が笑っていない寺内の異様さに恐怖を覚えた高志は、以前団地にやって来た史代（朝加真由美さん）に会い、寺内の素性を聞き出そうとする。さらに、江理子に対し、「隣との付き合いをやめてほしい」と切り出す。寺内にとって高志は、自身を疑う人物として、そしてなにより穂乃花のために、ますます邪魔な存在となっていき……と展開する。