横山裕:月9「絶対零度」クランクアップ 「いろんなことを吸収できる現場だった」

撮影を終えた横山裕さん(左から2人目)ら“月9”ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」の出演者=フジテレビ提供
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撮影を終えた横山裕さん(左から2人目)ら“月9”ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」の出演者=フジテレビ提供

 俳優の沢村一樹さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(月曜午後9時)で、山内徹役を務める「関ジャニ∞」の横山裕さんがこのほど、クランクアップした。東京都内のスタジオで最後のシーンを撮り終え、「横山裕さんオールアップです!」の声が上がると、スタッフに囲まれた横山さんは監督から花束を受け取り、最後のあいさつをした。

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 横山さんは「皆さん3カ月間本当にありがとうございました。今は、終わるという安堵(あんど)感と、終わってしまうという寂しさが入り交じって、なんだか変な感情ですけど、スタッフ皆さんのチーム感に助けられ、また沢村さんの“座長力”に尊敬することもいっぱいありました」と振り返り、「この番組で学んだことは、“いい感じ”は本当は“いい感じじゃない”という、アクション監督の方の言葉を僕は一生忘れないです(笑い)。本当に楽しかったし、本当にいろんなことを吸収できる現場でした。あとは皆さんと打ち上げを楽しみたいと思います。皆さん本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 この日は、全体のアクションシーンも最後ということで、アクション監督にも声がかかった。アクション監督は、いいカットを撮るためにとても粘る監督だと、スタッフやキャスト陣の中でも有名で、撮影中に「いい感じ!」という割に、「もう1回やりましょう!」と、何度もテークを重ねることがネタになっていたといい、横山さんが「監督! “もう1回券”は使い切りましたか!?」と聞くと、アクション監督が「使い切りました!!」と返答し、スタジオが爆笑に包まれた。

 最後には、沢村さん、本田翼さん、上戸彩さんの4人で写真撮影。沢村さんの、横山さんの“卒業”を惜しむ泣きのポーズに、本田さんと上戸さんもまねをするなど、キャスト間の仲の良さを見せていた。

 ドラマは、桜木泉(上戸さん)の活躍と成長を描いた「絶対零度」シリーズの最新作。シーズン3となる今回は元公安のエリート刑事・井沢範人(沢村さん)を主人公に、「未然犯罪捜査システム」(=ミハンシステム)を駆使して危険人物を割り出し、“未来の犯罪を予測して捜査する”チームの姿を描いている。

 最終話(第10話)は10日、15分拡大で放送。誘拐ビジネスをしている犯行グループに拉致されたミハンチームの山内(横山さん)を救出に向かった井沢は、ベトナムで死んだはずの桜木と遭遇する。井沢より先に山内を救出した桜木は、井沢に拳銃を向けながら憎しみのまなざしで「あなたは、ミハンに組み込まれた人間?」と告げ、現場から立ち去った。

 井沢は東堂(伊藤淳史さん)に、桜木がミハンを知っていたこと、桜木の上司だった長嶋(北大路欣也さん)が資料課を探っていたことに触れ「何か知っているのか」と聞く。すると東堂は、新たな危険人物として桜木を示す。死亡を偽装し日本に潜伏する桜木は、誰を殺害しようとしているのか……というストーリー。

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