全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
俳優の阿部寛さんが主演し、10月からTBS系「日曜劇場」枠で放送される人気ドラマ「下町ロケット」の続編に、フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんが出演することが28日、分かった。古舘さんが同局のドラマに出演するのは、1988年に放送された「殺したい女」以来30年ぶりで、民放の連続ドラマで本格的な演技に挑戦するのは、今回が初めて。「下町ロケット」では、佃製作所の前に立ちはだかるライバル企業「ダイダロス」の重田登志行社長を演じる。
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「ダイダロス」は小型エンジンメーカーで、「安さは一流、技術は二流」をスローガンに、新規の顧客に食い込んで急速に業績を伸ばしているという設定だ。“ロケット品質”で技術力を売りにする佃製作所とは正反対で、両社は熾烈な争いを繰り広げていく。何よりも安さを売りにする重田だが、その理由は過去のある出来事に起因しており、物語が進むにつれ、重要なキーパーソンになっていく。
ドラマは、池井戸潤さんの直木賞受賞作が原作で、2015年10月期に放送された。宇宙科学開発機構の研究員だった航平は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされ、父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが……というストーリー。前作では「下町ロケット」シリーズの1作目を基にした「下町ロケット編」と、シリーズ第2作「下町ロケット2 ガウディ計画」が原作の「ガウディ計画編」が放送された。
続編は、シリーズの最新作となる第3弾「下町ロケット ゴースト」が原作。特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステムの開発、人工心臓弁ガウディ計画など、度重なる困難を社員の力を合わせて切り抜けてきた「佃製作所」が、またしても予期せぬトラブルによって窮地に陥る。いまや佃製作所の主力商品となっているロケットエンジン用バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、主要取引先からの非情な通告、そして番頭・殿村(立川談春さん)に訪れた危機。次々に起こる絶体絶命のピンチを切り抜けるため、佃航平(阿部さん)は意外な決断を下す。そして佃製作所は“宇宙から大地へ”大きな転換期を迎える……という内容。
続編は、前作と同様にプロデューサーを伊與田英徳さん、演出を福澤克雄さんが担当する。10月14日から毎週日曜午後9時に放送。初回は25分拡大版。
民放での本格的な連続ドラマ出演は初めてです。プレッシャーがないわけではないですが、頑張ろう!と気合が入っています。アナウンサー時代から基本的にはフリートークなど、原稿を自分の言葉で話す癖がついてしまっているので、台本通りにせりふを言うことに苦労していますが、一から勉強と思い、初心を思い出して楽しくやらせていただいております。
労働の形は日々目まぐるしく変わっていますが、働くことのうれしさと苦しさなどは変わらないと思います。「下町ロケット」で描かれる人間の喜怒哀楽や恨みなど、いろんな思いが詰まった作品の一部を演じさせていただけるのがとてもうれしいです。
佃製作所の新たなライバル企業となる小型エンジンメーカー「ダイダロス」の社長、重田役は古舘さんに演じていただけることになりました。いつも説得力のある言葉を発しておられてすてきだなと思っておりました。古舘さんの民放連続ドラマへの本格出演は本作が初だと伺って大変光栄に思っております。
古舘さんのクランクインは、あるせりふを佃に対して発するシーンだったのですが、佃に立ちはだかる好敵手として、とてもリアリティーのあるお芝居をしていただきました。誰も見たことのない古舘さんの新たな一面が見えると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
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