俳優の西島秀俊さんと佐々木蔵之介さんが共演する映画「空母いぶき」(若松節朗監督、2019年公開)の追加キャストとして、俳優の佐藤浩市さん、玉木宏さん、高嶋政宏さん、吉田栄作さん、山内圭哉さん、戸次重幸さん、益岡徹さん、市原隼人さん、藤竜也さん、和田正人さん、平埜生成さんらが出演することが16日、分かった。
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佐藤さんは首相の垂水慶一郎、玉木さんは護衛艦「はつゆき」艦長の瀬戸斉明、高嶋さんは潜水艦「はやしお」艦長の滝隆信、吉田さんは外務省アジア大洋州局局長の沢崎勇作を演じる。山内さんは護衛艦「いそかぜ」艦長の浮船武彦役、和田さんは同艦砲雷長の岡部隼也、藤さんは航空機搭載型護衛艦「いぶき」第五護衛隊群群司令の涌井継治役、戸次さんは同艦第92飛行群群司令の淵上晋役、市原さんは同艦アルバトロス隊隊長の迫水洋平役、平埜さんは同隊パイロットの柿沼正人役、益岡さんは内閣官房長官の石渡俊通役で出演する。
このほか、村上淳さん、石田法嗣さん、渡辺邦斗さん、金井勇太さん、工藤俊作さん、千葉哲也さん、横田栄司さん、堂珍嘉邦さん、袴田吉彦さん、渡辺邦斗さん、中村育二さん、三浦誠己さんらが出演することも発表された。
映画は、「沈黙の艦隊」などで知られるかわぐちかいじさん作、惠谷治さん監修で、マンガ誌「ビッグコミック」(小学館)に連載中のマンガが原作。架空の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を舞台に、国籍不明の軍事勢力から襲撃を受けた非常事態下の日本において、それぞれのやり方で平和を守ろうとする人々の熱い戦いを描く。
かわぐち先生の描く空母いぶきの世界にはマンガであって単なるマンガではない現実感を抱いていましたが、自分がその中へ入り、役とはいえ体験した今、例えようのない危機感、恐怖感に冷たい汗が滴りました。
もう、そこまで迫っている。決してフィクションではないのかもしれない。この映画を通じて多くの方々が今、まさに世界で起きていることを認識していただけけたら幸いです。
この作品のオファーをいただく前から、かわぐちかいじ先生の「空母いぶき」を愛読していたので、映画化されると聞いた時は、まさかこの作品を……と、びっくりしたのを覚えています。
近い将来に、日本が抱えるかもしれない社会問題を提起した、現実味のあるストーリーに魅力を感じています。
信頼が置ける若松節朗監督をはじめ、素晴らしいスタッフ、キャストによって作られる映画「空母いぶき」に参加できたことを光栄に思います。
心を揺さぶられ、思考回路を刺激するような社会派エンターテインメント作品になると思います。 どうぞご期待ください。
日本人であり日本で活動する俳優としてこの作品に出合えたことを、心より誇りに思います。守るべきもののために命を懸ける清らかさを学びました。それを美しいと受け取るか、酷なことと受け取るか、今でも分かりません。ただ、改めて自分の中の大和魂、愛国心がかき立てられました。
まずは「空母いぶき」という傑作の中で、豪華な出演陣に混ざり自分も役を演じられたことに、至上の喜びを感じております。遠くない未来の話ではありますが、この作品で描かれている「現実感」は作品の枠を超え、私たちに「平和とは何か?」という議題を考えさせるきっかけにもなるかと思います。そして、日本のために、その一瞬一瞬を必死に生き抜く自衛隊員たちの姿は、きっと皆さまに感動を与えられると信じております。映画「空母いぶき」ご期待ください。
最初に脚本を読ませていただいた時から、「平和とは何か?」を改めて考えています。
撮影が終わっても、ずっと考えています。この映画に参加させていただいたお陰で、「平和」というものを考える角度が増えました。
早くこの映画を見終わった方々と「平和」について話したいです。
私が演じたのは、目の前に現れた領土を脅かす“敵”に対して、ミサイルを発射する砲雷長という役柄。「これは訓練ではない」という異様な緊張感の中で、戦争とは無縁であった我々に、いつ迫るか分からない国の防衛というリアリティーを、強く想像させられた作品です。さまざまな思いを込めて、何度も発した「撃てーッ!!」というせりふが、人を思い、国を思うという願いと共に、皆さまの心にズドーン!!と届けば幸いです。
「空母いぶき」は、未来から響いてくるうめきに耳を澄ませ、“大切な時”を教えてくれるような作品だと思いました。大先輩の方々が名を連ねる中、僕もこの作品の一部になれたことを心より光栄に思います。
柿沼という人生を借りて、過去、現在、そして未来の“命”へ思いをはせ、臨ませていただきました。1秒でも長く、現場にいたかったです! ものすごい熱が詰まった作品です! 監督に言っていただいた言葉は宝物です!!!
たくさんの方に見ていただきたいです!!! よろしくお願いいたします!!!
とても重要な役をいただきました。正直、大変な重圧を感じています。しかし台本を読み、この作品が持つメッセージに「今この国になくてはならないもの」を、一人の日本人として感じました。このプレッシャーを向上心に変え、映画の中で、外務省アジア大洋州局長という角度からこの国の平和を守ろうとする「沢崎勇作」をしっかり演じたいと思っています。
戦争をしない、起こさないための努力を、これからも積み重ねていくべきとの強いメッセージを、この映画から発信できることを、出演者の一人として、大変心強く思います。
多くの方にご覧いただき、改めて太平洋戦争のあと、平和が73年続いてきた事実を考える機会になれば、と願っています。
艦隊の司令官を演じさせていただいて、国家の主権を守らなければいけないという職務と親御さんたちからお預かりした尊い命を散らせてはならないという強い思いのはざまで、決定を下す苦しみをうかがい知ることができました。
戦争……いけません。
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