沢村一樹:テレ朝木曜ミステリーで主演 “ゼロ”になった刑事が主人公の新シリーズ

2019年1月にスタートする連続ドラマ「刑事ゼロ」で主演を務める沢村一樹さん=テレビ朝日提供
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2019年1月にスタートする連続ドラマ「刑事ゼロ」で主演を務める沢村一樹さん=テレビ朝日提供

 テレビ朝日のドラマ枠「木曜ミステリー」の新シリーズとなる連続ドラマ「刑事ゼロ」が2019年1月から放送されることになり、俳優の沢村一樹さんが主演を務めることが29日、明らかになった。新シリーズは、20年間の記憶をなくしてしまった刑事が活躍する内容で、沢村さんは京都府警捜査1課に所属する刑事、時矢暦彦(ときや・れきひこ)を演じる。

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 沢村さんが演じる時矢は、以前は優秀な刑事だったが、ある事件がきっかけで刑事になった直後からの20年間の一切の記憶を失ってしまったという役どころ。日常や生活については覚えているものの、仕事、刑事、犯罪に関することは一切、記憶から消えてしまった時矢だが、“生まれたての五感”と“洞察力”という才能は残されていた。京都を舞台に、“ゼロ”になった時矢が思いもよらないアプローチで事件を解決していく姿が描かれる。

 時矢と記憶喪失という秘密を共有することになる女性刑事・佐相智佳(さそう・ともか)も登場するといい、2人のコミカルなやりとりも見どころになるという。

 「刑事ゼロ」は、19年1月からテレビ朝日系で毎週木曜午後8時に放送。

 ◇沢村一樹さんのコメント

 「木曜ミステリー」という、長い間、皆さんに親しまれているドラマがずらりと並ぶ中に入れていただき、大変光栄です。“新参者”のようなフレッシュな気持ちで臨めるのではないかと、今、とてもワクワクしています。僕はこれまで数多くの刑事を演じてきましたが、“時矢暦彦”は今まで演じたことのない刑事です。皆さんも“記憶ゼロ”の刑事にお目にかかることなんて、なかなかないと思います。そんな型破りな刑事が、京都という風情あふれる街で事件に挑んでいきます。

 舞台となる京都では、当然ですが、東京では撮れない“画(え)”を撮ることができます。そんな京都ならではの人情味や風情を感じていただけるような、そして幅広い世代の方に楽しんでいただけるような、新しいミステリーをお届けしていきたいと思っています。僕には時矢のような特に優れた洞察力はありませんが、僕のスペックとしては“透視”ができます。それはもちろん冗談でして、洞察力は普通ですね。もし仮に、僕が時矢のように記憶をなくしてしまったとしても、また俳優の仕事をやりたいと思う気がします。体のどこかで役者をやっていることを覚えているような気がして……。できれば爽やかな自分として生まれ変わりたいのですが、やっぱり3年くらいしたら“あのキャラ”に戻ってしまっているのでは(笑い)。

 時矢刑事が記憶をなくす前と後ではキャラクターがガラリと変わるのですが、記憶をなくしたあとの時矢の行動は、“誠実さ”が一番大きな比重を占めていると思います。“絶対に犯人を捕まえるんだ”ということより、被害者の気持ちを考えて、「この人を助けてあげたい」という思いで事件を解決していく……。そんな感じでベクトルが変わっていく、というのは意識して演じていこうと思っています。

 ◇横地郁英ゼネラルプロデューサーのコメント

 沢村一樹さんが、初めて木曜ミステリーに登場します! 数多くの名作ミステリーを生み出してきたこの枠で、初めて“記憶がない主人公”が事件を解決します。沢村さんならではの、とぼけたコミカルな魅力と、ハードでヒロイックな魅力、両方を生かしたミステリードラマにしていきます。脚本の戸田山(雅司)さんによる、毎回の謎解きは、定番からトリッキーなものまで、さまざまなテーマが続々出てきます。記憶がない中、謎を解き明かしていく主人公の活躍をどうぞお楽しみにお待ちください。

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