遠藤憲一:妖精のおじさん役は「難しい」 城田優「一番楽しそう」

連続ドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」の会見に出席した俳優の遠藤憲一さん
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連続ドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」の会見に出席した俳優の遠藤憲一さん

 俳優の遠藤憲一さんが7日、テレビ朝日で行われた連続ドラマ「私のおじさん~WATAOJI~」(同局系)の会見に、主演の岡田結実さん、城田優さんらとともに出席。40年近い芸歴の中で初となる“妖精”のおじさん役に挑戦する遠藤さんは、「現代モノの連ドラのときにはだいたい、ありえなさそう(な役)なんだけど、ありえそうに演じるのが好きなんですけども、今度はまったくありえない役になってしまいました」と紹介。妖精のイメージを「可愛い男の子か女の子」と話した遠藤さんは、「今回、この強面(こわもて)の顔でスーツを着て出てきます。油断すると、だいたいヤクザか刑事になってしまうので、その辺が難しいです」と“苦労”を告白した。

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 ドラマは、失恋と失業でヤケクソになった一ノ瀬ひかり(岡田さん)が、超過酷なロケで有名なバラエティー番組の制作会社に就職。アシスタントディレクター(AD)生活を送っていると、「妖精」を名乗る毒舌なおじさん(遠藤さん)が現れる。おじさんの姿はひかりにしか見えず、ひかりが口に出せない心の声や本音、愚痴をズバズバと口に出す。ひかりとおじさんの珍妙な“お仕事ライフ”が展開される……というオリジナル作品。

 遠藤さん演じる自称「妖精」のおじさんは、「性格はすこぶる悪く、超毒舌」「息を吐くように、人を“ディスる”し、日々文句タラタラ」という役どころ。正体は謎に満ちており、上質なスリーピースのスーツに身を包んでいて、神出鬼没で、「幽霊」と言うと、「いや、妖精だから」と激しく否定する……という設定。妖精のおじさんは“ひかり以外に見えていない”ということで、遠藤さんは「俺の言っていることは、(岡田)結実ちゃんしか聞こえないし、見えないから、みんなに何を言っても何の反応もしてくれないから、とても孤独な役です」と本音をポロリ。

 一方、城田さんは「僕らは見えないということを強いられているから、そのくせエンケン(遠藤さん)はすごい自由なことをしてくるから、噴き出してしまうことが多々ある。そことの戦いがある」と告白。遠藤さんと目が合ったときが「一番やばい」と話した城田さんは、「一番楽しそうなんですよ。輪に入れて楽しい子供みたいなおじさんなんですよ。一人で一番テンション上がっている。我々との温度差がまた面白い」と紹介した。

 この日の会見では、2019年の抱負も発表され、遠藤さんは「妖精完遂。そして、ちゃんと人間に戻る!」と宣言。「この役、大変なんですよ。テンション高いし、動きもいつも以上にオーバーなんですね。いつもディレクターさん、プロデューサーさんに『大丈夫かな?』と聞きながら、かなりデフォルメして演じている」と明かしつつ、「これを確実にやりきって、もう一度シンプルな人間に戻るっていうのが課題です!」と笑顔で話していた。ドラマは、11日から毎週金曜午後11時15分放送(※一部地域を除く)。会見には、田辺誠一さん、青木さやかさん、小手伸也さん、戸塚純貴さんも出席した。

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