三遊亭円楽:常盤貴子主演ドラマ「グッドワイフ」で念願の悪役に 大物政治家役でゲスト出演

連続ドラマ「グッドワイフ」の第5話にゲスト出演する三遊亭円楽さん(C)TBS
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連続ドラマ「グッドワイフ」の第5話にゲスト出演する三遊亭円楽さん(C)TBS

 落語家の三遊亭円楽さんが、常盤貴子さん主演の連続ドラマ「グッドワイフ」(TBS系、日曜午後9時)の第5話(10日放送)にゲスト出演することが8日、明らかになった。内閣官房副長官の南原次郎役で出演。南原は、事件の情報を握る大物政治家で、人のよさそうな笑顔とリーダーシップを発揮、話術にたけた一癖も二癖もある人物。

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 ドラマの東仲恵吾プロデューサーは、円楽さんの役について「持ち前の人たらしな笑顔と人柄を見せつつも、腹の中では何を考えているのか分からない複雑な役」といい、「円楽さんの違った一面を垣間見ることができると思います」とその演技に太鼓判を押している。

 また、第5話では女優の松本まりかさん、歌手で俳優の宇崎竜童さん、銀粉蝶さん、芦名星さんもゲスト出演。松本さんは、宇崎さん扮(ふん)する資産20億円を持つロックスター東城数矢の愛人の唯奈、銀粉蝶さんは数矢の妻のちなみ、芦名さんは、数矢と唯奈の弁護士で、多田(小泉孝太郎さん)の元彼女の栗山美咲を演じる。

 ドラマは、映画「エイリアン」「ブレードランナー」などで知られるリドリー・スコット監督が制作総指揮を務めた米国の人気連続ドラマ「The Good Wife」が原作。出産を機に弁護士をやめた杏子(常盤さん)は、専業主婦として生活していた。ある日、東京地検特捜部の部長だった夫の壮一郎(唐沢寿明さん)が汚職事件で逮捕された上、女性スキャンダルが明るみになる。生活が一変し、子供を守るため弁護士に復帰した杏子の悪戦苦闘と成長を描く。

 第5話は、ロックスターの数矢が、長年連れ添った妻のちなみと別れ、モデルの唯奈と一緒になるべく離婚協議をする。財産分与の件で話し合っている矢先に、数矢は不慮の事故に遭い、意識不明の重体に。命の危機に瀕する数矢を前に、妻と愛人の間で数矢の命と莫大(ばくだい)な財産を巡るバトルが起こる。一方、逮捕、勾留されている壮一郎(唐沢さん)は、逮捕の裏には政治が絡んでいると、かつての部下・佐々木(滝藤賢一さん)と調べを進め、とうとう黒幕にたどり着く……という内容。

 ◇三遊亭円楽さんのコメント

 ――収賄事件の重要なカギを握る政治家という役どころですが、悪役を演じられるお気持ちをお聞かせください。

 悪役ってやってみたかったんですよ。だってすごくいい人じゃない、私(笑い)。先代の師匠にも言われたんですよ、「悪役は得だよ」って。だっていいことをすればちゃんと了見を入れ替えたって言われるし、悪役からは戻れるけど、善人が悪い役やると「あいつは嫌なやつだな」って言われちゃう。だから今回の悪役はうれしいんです(笑い)。

 ――監督やプロデューサーから何か役についてアドバイスはありましたか?

 僕は本業が違うから もう言いなりですよ(笑い)。政治家の方は案外知っているし、今までいろんな事件があったので、そんなイメージの中から演じました。私はちょっと見た目は若いけど、そこそこの年齢で腹黒いって言われているから合うんじゃないですか?(笑い)。言われるままやりながらも、ちょっと考えたことは足し算したり引き算したりしながらお芝居を楽しんでるかな。

 ――円楽さんの考えるこのドラマの見どころをお聞かせください。

 いろんなところにどんでん返し、そして裏切りもある。人間は表裏一体って言うけど、このドラマも表裏があるなって。そんなドラマの進行が楽しく、先行きが面白くなっていくなって思います。

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