いだてん:19年大河 第6回視聴率は9.9%で初の2桁割れ 四三、オリンピック派遣を拒否?

2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で主演を務める中村勘九郎さん(左)と阿部サダヲさん
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2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で主演を務める中村勘九郎さん(左)と阿部サダヲさん

 宮藤官九郎さんが脚本を手がける2019年のNHKの大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第6回「お江戸日本橋」が10日に放送され、平均視聴率は9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)だった。番組ワーストだった前週第5回の10.2%からさらに下げ、初の2桁割れとなった。

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 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三(かなくり・しそう)、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。

 第6回「お江戸日本橋」は、ストックホルム五輪に出場する陸上選手を決める予選会のマラソンで世界記録で優勝し、金メダル候補に躍り出た四三(勘九郎さん)。しかし当の本人は五輪に「行きとうなかです……」と返答し、大日本体育協会の会長の嘉納治五郎(役所広司さん)を怒らせてしまう。一方、若き日の志ん生こと孝蔵(森山未來さん)も師匠・橘家円喬(松尾スズキさん)に、「車夫ならば、落語に登場する東京の街並みを足で覚えながら芸を磨け」とヒントをもらい……という展開だった。

 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は全47回。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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