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ミラー・ツインズ:仮面ライダーエグゼイド脚本家が挑む“オトナのサスペンス” 長編作品を経て学んだこととは…

テレビ
人気グループ「Kis-My-Ft2」の藤ケ谷太輔さんの主演ドラマ「ミラー・ツインズ」のポスタービジュアル=東海テレビ提供

 人気グループ「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の藤ケ谷太輔さんが一人二役に挑戦しているドラマ「ミラー・ツインズ Season1」(東海テレビ・フジテレビ系)。藤ケ谷さんは、刑事の葛城圭吾役と双子の兄で犯罪者の葛城勇吾役を演じており、6日に第1話が放送されると、SNSでは「圭吾派」「勇吾派」などの反響があった他、「ドキドキしっぱなし」「最後、衝撃」などの声が上がった。脚本を手がけたのは、特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」(テレビ朝日系)の全45話の脚本を担当した高橋悠也さん。「脚本作りに約1年かけた」という今作に懸ける思いなどを聞いた。

 高橋さんは、劇団「UNIBIRD(ユニバード)」主宰。テレビドラマ、アニメ、映画、舞台など幅広いジャンルの脚本を手がけており、映像作品では、ドラマ「怪物くん」(日本テレビ系、2010年)で脚本デビュー。16年に「仮面ライダーエグゼイド」のライターを務める。18年4月からは、テレビアニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)にも脚本として参加。劇場版アニメ「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」(5月31日公開)、東映の新しいシアタープロジェクト「TXT(テキスト)」の第1弾となる演劇作品「SLANG」も手がける。

 ◇「火の粉」も担当 「オトナの土ドラ」の魅力は…

 「ミラー・ツインズ」は、東海テレビとWOWOWの共同制作ドラマ。「Season1」が、毎週土曜午後11時40分に東海テレビ・フジテレビ系全国ネット「オトナの土ドラ」枠で放送。全8話。「Season2」がWOWOW「連続ドラマW」枠で6月8日から毎週土曜午後10時に放送される。全4話で、第1話は無料放送。

 「オトナの土ドラ」枠の第1弾として放送された、ユースケ・サンタマリアさんの主演ドラマ「火の粉」(16年)でも脚本を手がけた高橋さん。同枠について、「いい意味で、ただのドロドロじゃない人間の感情がほとばしるような、それがコメディーにさえ見えるような『火の粉』の感覚。それが、オトナの土ドラの魅力の一つ」と話し、今作については「前作の『絶対正義』とはまた違う正統派のサスペンスドラマに仕上がっているなという印象」と話す。

 「ミラー・ツインズ」というタイトルについては、「他の登場人物にもかかるタイトルとしてドラマを打ち出していきたいなという思いがあった」と明かす。第1話のラストでは驚きの展開が続いたが、「ある意味、他の人たちも一人二役。双子ではないですけど、一人の人間の中で二役を演じているかのような表と裏の顔がある物語。人の二面性を描けるドラマができたらなという思いで作りました」と話す。

 ◇「仮面ライダーエグゼイド」で学んだことは…

 「仮面ライダーエグゼイド」のメインライターを務めたことでも知られる高橋さんは、「長編作品をやる本当の面白さを、人生で初めて体験したのがエグゼイドだった」と振り返る。「もちろん大枠で、1年分のお話の構造をぼんやりと考えて構築するということもやるんですけど、行き当たりばったりで作っていくことの面白さが意外とできるというのを感じた」と話す。

 「仮面ライダーエグゼイド」を手がける以前は、「もっとこうしようという構造を組み立てて作っていた側面の方が大きかった」というが、「仮面ライダーエグゼイド」を経てからは、「長いからこそ、先のことまで考えても変わる可能性もあるということも含めて、目の前のことを作っていくという作り方を学んだ」と話す。

 「『ミラー・ツインズ』でもわりと、なんとなくのオチを作っていたんですけど、(ストーリーが)変わっていきながら作っていた部分があって。とにかく目の前の1話ごとに面白く作っていくということをやった結果、全体の作品として仕上がった。どっちかっていうと、登場人物と一緒に書きながら生きていくというか……」と表現する。

 ◇「ミラー・ツインズ」の執筆中に娘が誕生

 昨年3月から今作を手がけているという高橋さん。同年9月に娘が誕生し、作品作りにも影響があったという。“親が子を思う気持ち”のせりふもあるといい、「子供というのはかけがえのない存在であるということを父親になったからこそ感じましたし、そういうものはこのドラマの端々にも現れているんじゃないかという気はしています」と話す。

 「火の粉」も今作も手がける市野直親プロデューサーは、高橋さんの脚本について「『火の粉』をやっているときと違う感じ」と印象を明かし、「(今作では)親としての面の深さみたいなものがにじみ出ている」とその変化を語る。

 今後について、高橋さんは「娘を筆頭に、子供たちが生きていくことに希望を感じられるそういう作品作りをしていきたい」と力を込める。「今まではわりと、斜に構えたような目線があったりして、どこか性悪説の切り口で描いていくことがずっと自分の中であったんですけど、親になったからこそ、性善説の考え方も合わせて取り組んでいきたい」と話す。

 最後に、視聴者に向けて「とにかく毎週毎週、驚きの展開がきっと待っていると思うので、登場人物の発言を全部信じていると痛い目に遭います(笑い)。どこにうそが潜んでいるかっていう細部を見ていただくと、最終的に真実が分かったときに別の見え方が浮かび上がってくるんじゃないか」と呼びかけた。

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