女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第16回が18日に放送され、平均視聴率は22.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。17日の第15回でマークした番組最高視聴率23.6%には届かなかったが、好調をキープしている。
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第16回では、泰樹(草刈正雄さん)と剛男(藤木直人さん)の意見がぶつかり、思い悩むなつ(広瀬さん)。同級生の雪次郎(山田裕貴さん)に悩みを打ち明けると、自分が所属する演劇部の顧問・倉田(柄本佑さん)に相談してみては、とアドバイスを受ける。なつは早速、雪次郎に連れられ倉田に会いに行くが、抽象的な発言に、さらに混乱してしまい……という展開。お笑いコンビ「千鳥」のノブさんが、なつらが通う十勝農業高校の太田先生役で登場した。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人で引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神と共に人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリー。全156回を予定。
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