パーフェクトワールド:瀬戸康史が語る片思い「僕は9割の勝算がないと…」 “つぐみ”山本美月には怒り? 

連続ドラマ「パーフェクトワールド」に出演している瀬戸康史さん=関西テレビ提供
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連続ドラマ「パーフェクトワールド」に出演している瀬戸康史さん=関西テレビ提供

 俳優の松坂桃李さん主演の連続ドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)の第3話が7日、20分拡大版で放送される。第3話の副題は「付き合い始める2人…はばむ親、恋敵の障壁」。山本美月さん扮(ふん)する川奈つぐみに思いを寄せる“主人公の恋敵”是枝洋貴役の瀬戸康史さんは、自身と役柄を重ね「僕は傷つくのが怖いので、9割の勝算がないと行けないです」と明かしている。

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 第3話では、晴れて付き合うことになった鮎川樹(松坂さん)とつぐみ(山本さん)はデートや休暇の予定を相談したりと、恋人らしい時間を重ねる。一方、つぐみと樹の同級生で、つぐみにプロポーズしようとしていた是枝(瀬戸さん)は、初恋を実らせたつぐみを祝福するが、内心では大きなショックを受け……という展開。つぐみの幼なじみで、つぐみのことを大切にするが故になかなか思いを告げられずにきた是枝にも焦点が当たる。

 瀬戸さんは「実際に演じてみて、是枝は“いちいち、つぐみの様子が気になってしまう”と思いました。つぐみは一つのことに集中してしまうタイプなので、自然と気になるし、“どういう顔して鮎川のことをしゃべっているの?”などと、考えてしまっていると思います。片思いなんですけど、そこには『つぐみが幸せになってほしい』という気持ちもあるんです。その半面、『何で鮎川なんだ? 俺は幼い頃から一緒にいるのに、何で気づいてくれないんだ?』という、むずがゆいというか、どうしようもできない怒りのようなものも感じます」と複雑な胸中を明かしている。

 さらに役柄と共感する点について「もしも僕が是枝の立場に置かれたら、俺が、俺がって感じでは行けないですし、やっぱり様子をうかがっちゃいますね。是枝もどこか自分の気持ちを隠したり、抑えたりしちゃうタイプかなと思うので、その部分は共感できます」と告白。

 今作については「本当にすてきなラブストーリー。でもこのドラマは、ラブストーリーに、障がいとか、誰が誰を好きとか、さまざまな事情が絡んでいます。そういう複雑なことは、皆さんの日常にも起こりうることですし、もしかしたらすでに起こっているかもしれないですよね。なので、きっと皆さんに共感していただけるのではないかと思います。そして、見ていただいた方々が、“明日も頑張ろう”とか“恋愛や仕事頑張ろう”と、活力になると思うので、ぜひ楽しんでいただきたいです」とアピールしている。

 「パーフェクトワールド」は、2014年から有賀リエさんが女性向けマンガ誌「Kiss」(講談社)で連載中のマンガで、18年に映画化もされた。大学時代に事故に遭い、脊髄(せきずい)損傷で下半身不随になった建築士・鮎川樹(松坂さん)と、樹が初恋の相手だった川奈つぐみ(山本さん)のラブストーリー。飲み会をきっかけに再会し、引かれ合った2人が、親の反対や恋敵の出現、病気やけがなどの問題に直面しながら、「幸せとは何か」を模索していく……というストーリー。

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