女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第56回が6月4日に放送され、落語家の柳家喬太郎さんがおでん店「風車」の客として登場した。喬太郎さんは、咲太郎役の岡田将生さんが主演し、昨年放送された同局の連続ドラマ「昭和元禄落語心中」で落語監修を担当。また若き日の八代目八雲(菊比古、岡田さん)に大きな影響を与える落語家・木村家彦兵衛を演じていた。
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喬太郎さんは、2018年度前期放送の「半分、青い。」で、こばやん(森優作さん)が聞いている落語の“声”を担当していたが、朝ドラへの“顔出し”出演は「なつぞら」が初。第56回では、「風車」で岡田さん扮(ふん)する咲太郎が話題となり、その場に咲太郎はいなかったものの、喬太郎さん演じる客が「落語なんかやらねえかな、と思ってんだよ」と落語を勧めるようなせりふもあった。
喬太郎さんは、「『半分、青い。』では声のみの出演で、朝ドラ本編に姿を現しての出演は今回が初めてでしたが、どこか気恥ずかしいような、こそばゆいようなうれしさがあります。岡田将生さん演じる咲太郎に対して『落語なんかやらねえかな、と思ってんだよ』というせりふがありましたが、あれは自分で考えたアドリブではなく、こういった内容を話すお客さんの役、ということで出演のオファーをいただきました。昨年放送された岡田さん主演の『昭和元禄落語心中』の監修がなければ今回の出演もなかったと思うので、このような形でご縁がつながってうれしいです」とコメントを寄せた。
第56回では、仲(井浦新さん)に誘われ、なつ(広瀬さん)は作画課の見学に。なつは、下山(川島明さん)から、仲と井戸原(小手伸也さん)の2人が東洋動画を支えるアニメーターだと教えられる。そのとき、奥の方で男女の口論が聞こえてくる。原画のキャラクターを捉えきれていないと指摘する麻子(貫地谷しほりさん)に対し、納得できない様子の堀内(田村健太郎さん)。そんな2人の様子になつは驚いて……という展開だった。
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