プロ野球・東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター・つば九郎主演の配信ドラマ「つばめ刑事」で、鳥小屋警察署の署員・川崎を演じる工藤綾乃さん。全日本国民的美少女コンテスト出身の工藤さんは、昨年放送された、矢部浩之さんとマツコ・デラックスさんが司会のバラエティー番組「アウト×デラックス」で、酒におぼれていることを告白して話題になった。つば九郎とマツコさんから「人気者になる理由」や、「仕事の覚悟」などを学んだという工藤さんに、話を聞いた。
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工藤さんは1996年5月28日、宮崎県出身の23歳。2009年に「第12回全日本国民的美少女コンテスト」 でグランプリ/モデル部門賞を受賞。11年の「鈴木先生」(テレビ東京系)でドラマデビュー。15年の「HiGH&LOW」(日本テレビ系)などにも出演した。
「つばめ刑事」は、とある事情で球団マスコットをクビになってしまったつば九郎が、神宮球場内に存在するとされる警察署「鳥小屋署」で、球場とスワローズの平和を守るつばめ刑事として活躍する姿を描く刑事ドラマ。工藤さんは、同署員・川崎を演じる。
ドラマ出演が決まり「主演は誰ですかと聞いたら、つば九郎ですと言われ、『えっ!?』と驚きました」という工藤さん。川崎は鳥小屋署の紅一点、役どころについて「ゆとり世代の女の子。わがままで、『あれやって、これやって』と、姫チックな女の子です」と説明する。
工藤さんは宮崎県出身で、同じ九州の福岡ソフトバンクホークスのファン。野球はよく見ていたといい、「今回ヤクルトスワローズの仕事が決まり、勉強してファンになりました。神宮球場にも観戦に行きましたし、交流戦も見に行く予定です」とにっこり。今は「パ・リーグだったらホークスファン、セ・リーグならヤクルトファンの二刀流でいきます」と話す。
撮影現場は「カメラが回っていない時でも和気あいあいとしていて、毎日楽しかったです。つば九郎さんはNGを出さないし、すごかったです」と振り返る。つば九郎は「カメラが回っていないところで、フリップ芸を見せてくれた」といい、「カメラ回っていないところの対応や、トーク、パフォーマンスがすごくうまくて。打ち合わせを全くしていないのに、あんなに面白いことをできるのはどういうことなんでしょう」とにっこり。
こうしたつば九郎の立ち居振る舞いから学ぶことも多かったそうで、「つば九郎さんが、なんで人気者になったのか分かった気がします。自分にはマネできないかもしれないですけど、頑張ろうと思いました」。
工藤さんは昨年「アウト×デラックス」で「国民的美少女の肩書がストレス」と吐露。マツコさんから「覚悟ができていない」と言われて涙するシーンが話題になった。
改めて聞くと、工藤さんはマツコさんの言葉で「改めて、仕事に対する覚悟を決めようと思いました」といい、「なあなあにしていたわけではないけど、気を引き締めようと思い、今回の現場にも通っていました」と語る。
お酒は「10杯を超えてから、これからという気持ち」というほど好きだというが「現場に入っている時は飲まない」とけじめはつけている。「つば九郎もお酒が好きという設定で、劇中でもビールを飲んで酔っ払った描写があるんですよ(笑い)。共演者の中でもお酒の話をしていて、打ち上げは楽しみでした」と振り返った。
ドラマの見どころについて「つば九郎好きにはとっておきの作品です。ヤクルトの選手の名前も出てきて、ヤクルトファンは必見だと思います」とアピール。演じる川崎については「つば九郎との絡みもあり、笑っていただけるものが多々あるかな。癖の強い、姫っぽい役なので、突っ込みをしている姿も見てください」と語っていた。
「つばめ刑事」は、映像配信サービス「ひかりTV」「dTVチャンネル」で配信中。
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