海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第26回「明日なき暴走」が7月7日に放送される(NHK総合で日曜午後8時ほか)。同回の“主人公”となるのは、日本人女性初の五輪選手・人見絹枝(菅原小春さん)。岡山の女学校で始めたテニスで圧倒的な強さを誇り、陸上競技でも抜群の身体能力で世界記録を次々と塗り替えた絹枝は、女子陸上が正式種目になったアムステルダム五輪に出場するが……。
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アムステルダム五輪が迫り、体協が相変わらず資金難に苦しむ中、田畑政治(阿部サダヲさん)は記者人脈を生かし、政界の大物、大蔵大臣の高橋是清(萩原健一さん)に選手派遣のための資金援助を直談判する。アムステルダム大会では女子陸上が正式種目に。国内予選を席巻した絹枝だが、プレッシャーに押しつぶされ、期待された100メートルで惨敗してしまう。日本の女子スポーツの未来が閉ざされようとしている今、絹枝は未経験の800メートルへの挑戦を決意する。
「いだてん」は、日本人五輪初出場の明治末から、東京に五輪がやってきた1964年までの約半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「東京とオリンピック」。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。
第25回は 四三(中村勘九郎さん)がまさかの3度目のパリオリンピックに出場し、負けて帰って来た報告会で「負けちゃ意味がない」と息巻く若者が現れる。田畑政治である。30歳で死ぬと予言され、体の弱かった彼は、自分が生きている間に日本水泳を世界レベルに引き上げようと血気盛ん。朝日新聞に記者として入社し、政治家の大物・高橋是清にも接触。震災不況でオリンピック参加に逃げ腰の治五郎(役所広司さん)や金に厳しい岸清一(岩松了さん)も驚く大量の資金援助を取り付けてみせる……という展開だった。
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