菅野美穂:15年ぶり“月9”出演「大きな喜び」 「シャーロック」で悪女の一面ある敏腕弁護士役

連続ドラマ「シャーロック」第2話に出演する菅野美穂さん (C)フジテレビ
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連続ドラマ「シャーロック」第2話に出演する菅野美穂さん (C)フジテレビ

 女優の菅野美穂さんが、10月7日にスタートする俳優のディーン・フジオカさん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「シャーロック」(月曜午後9時)の第2話(14日放送)に出演することが7日、分かった。菅野さんが月9ドラマに出演するのは、2004年放送の「愛し君へ」以来、約15年ぶりで、菅野さんは「15年たった驚きと、15年後の今、こうして再び月9に出演させていただけることに大きな喜びを感じています」と語っている。菅野さんとディーン・フジオカさんは今回が初共演。

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 菅野さんが演じるのは、依頼を受けた人にはたとえ弁護が終わっても一生寄り添うことをポリシーとするハートフルな敏腕弁護士、青木藍子。常に冷静で知的な雰囲気を醸し出す一方で、封印したい過去を抱え、衝動的で感情的な側面も持ち合わせており、菅野さんは「藍子には悪女っぽい部分もあるんです」と語っている。ディーン・フジオカさん演じる主人公の誉獅子雄(ほまれ・ししお)と藍子は、女性が急行電車にはねられ死亡した一件で接点を持つ。死亡した女性・高橋博美は、かつてとあるトラブルの弁護を藍子に依頼しており、その関係を知った獅子雄が調査目的で藍子の元を訪ねる……という展開。

 太田大プロデューサーは、「藍子は聡明で美しいながらも、どこか破綻している、つまり獅子雄とシンクロする部分が多い人物。天才である獅子雄と対等に渡り合えるどころか、それ以上の芯の強さも時折垣間見せるような、一言で言って“ものすごく魅力的な女性”です。獅子雄が生涯忘れられなくなるようなこの超重要人物を、菅野美穂さんに演じていただけて、本当に光栄です」とコメントを寄せている。

 「シャーロック」は、アーサー・コナン・ドイルのミステリー小説「シャーロック・ホームズ」シリーズが原作。現在の東京を舞台に、主人公の犯罪捜査専門コンサルタント、誉獅子雄(ディーン・フジオカさん)と、精神科医の若宮潤一(岩田剛典さん)がバディーを組み難事件を解決していく姿を描く。初回は30分拡大版、第2話は15分拡大版。

 ◇菅野美穂さんのコメント全文

 ――台本を読んだ感想

 “絶対面白くなる”確信と、“どういう味付けになるんだろう”という期待を同時に感じることができ、すてきな脚本のドラマに出演させていただけることを光栄に思っています。

 ――青木藍子を演じるにあたって

 “こうありたい”自分と“ふたをして遠ざけなければいけない”自分の二面性のある女性。矛盾と葛藤を抱えた人間らしいキャラクターを演じさせていただけることに大きな喜びを感じています。過去の自分と別れたくて、蜘蛛(くも)の巣の主(あるじ)のように丁寧に網を張ってきた人間ですが、感情的なところもあると思います。弁護士という職業柄、水の一滴も漏らさないタイプのはずなのに、衝動的なところや悪女っぽさもあり、そこが藍子という人間の面白いところだと思いますね。

 ――撮影現場の雰囲気について

 久しぶりの現場ですが、事前に打ち合わせの時間も作っていただきましたし、忌憚(きたん)なく意見を言い合えるチームで助かっています。(撮影場所の)湾岸スタジオは(ドラマ)「結婚しない」以来7年ぶり。懐かしさを感じつつ、7年前と同じスタッフさんもいらして安心して撮影に臨めています。ディーンさんとは今回初めてお会いしましたが、とても紳士的な方で。共演させていただくのがとても楽しみです!

 ――15年ぶりの月9出演について

 「愛し君へ」から15年たった驚きと、15年後の今、こうして再び月9に出演させていただけることに大きな喜びを感じています。カメラもマイクも照明も、機材はあの頃に比べると随分進化していますし、私自身の生活も変化しましたが、演技というものはいつの時代も変わりなく人力なところが面白いですよね。20代の頃は15年後こうしてお仕事できているとは思っていなかったですが、久しぶりに再会した方と現場でご一緒できている今、“年を取るのも悪くないなあ”って思いますね(笑い)。

 ――視聴者へのメッセージ

 “シャーロック”と“ワトソン”という、知らない人がいないくらい有名なバディーの活躍を現代の東京で表現するというのは、すごく軽やかで新鮮な月9だと思います。1話完結で完成度の高さも素晴らしいので、私自身とても楽しみにしています。

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