ニッポンノワール:(ネタバレあり)細田善彦“宮城”の正体に驚きの声 “おきて破り”「ジョーカー」とのつながりも?

連続ドラマ「ニッポンノワール -刑事Yの反乱-」に出演する細田善彦さん=日本テレビ提供
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連続ドラマ「ニッポンノワール -刑事Yの反乱-」に出演する細田善彦さん=日本テレビ提供

 俳優の賀来賢人さん主演の連続ドラマ「ニッポンノワール -刑事Yの反乱-」(日本テレビ系、日曜午後10時半)の第7話が11月24日、放送され、細田善彦さん演じる警視庁捜査1課の刑事、宮城遼一の正体や裏に潜む謎が明かされ、SNSは大いに盛り上がった。

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 「ニッポンノワール」は、賀来さん演じる記憶喪失の刑事・遊佐清春が、上司だった女性刑事・碓氷薫(広末涼子さん)の殺害事件や、未解決の「十億円強奪事件」などさまざまな事件にうごめく謎に迫っていくミステリー。本作の舞台は、今年1月期に同じ枠で放送された菅田将暉さん主演の連続ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の半年後で、脚本の武藤将吾さんをはじめ、同ドラマのスタッフが再集結して制作されている。

 第7話では、清春が、1人息子の克喜(田野井健くん)が「ニッポンノワール」の人体実験の犠牲になったと、衝撃的な事実を口にする薫(広末涼子さん)の姿を思い出す。実験施設にたどり着いた清春の前に、謎の工作員たちが立ちはだかるが、南武(北村一輝さん)たちも現れ、三つどもえの戦いが始まる。一方、克喜を保護していた深水喜一(笹野高史さん)と娘の咲良(夏帆さん)の元に大勢の捜査員が押し寄せ、克喜を連れ去る。克喜の保護を命じたのは、克喜の祖父で、薫の父の碓氷元警察庁長官(大和田伸也さん)だった……。

 細田善彦さん演じる警視庁捜査1課の刑事、宮城遼一は、「3年A組」にも登場。「3年A組」では明るい性格だったが、今回の「ニッポンノワール」ではなぜか笑わないシリアスキャラに変貌し、SNSでも違和感を指摘する声が上がっていた。第7話でも「3年A組」の卒業生として登場した、水越涼音(福原遥さん)、真壁翔(神尾楓珠さん)、熊沢花恋(堀田真由さん)と再会。しかし、宮城は取り調べたはずの3人のことを覚えておらず、花恋が「なんか、ちょっと雰囲気違うよね」と反応するシーンがあった。

 クライマックスでは、清春と碓氷が対峙(たいじ)。息子の克喜が、「ニッポンノワール」の人格矯正プログラムを受けたことが明らかになると、現場に宮城たちがなだれ込んだ。

 すると碓氷は宮城に、「思い出したよ、最初に人格矯正プログラムが適用されたのは2010年7月。被験者は当時20歳の青年。彼は小さな子供を殺害して、“神隠し”に遭った。当時、法で裁けないものを秘密裏に処罰する我々のことを人はそう呼んだ。その青年は“神隠し”に遭った。そしてある場所で人体実験を受けた。君だよ、宮城君。君が『人格矯正プログラム』の被験者第一号だよ」と、記憶が改ざんされていることを明かしたのだ。

 細田さんはかつて、2010年7月期にフジテレビ系で放送された堺雅人さん主演の連続ドラマ「ジョーカー 許されざる捜査官」の第1話に、7歳の男児を銃殺した凶悪犯の木内亨役で出演。最終的に木内は“神隠し”に遭うというストーリーだったため、今回の碓氷のセリフは、木内が“神隠し”された後、人格矯正プログラムを受け、「宮城遼一」になったとも思えるものだった。なお、「ジョーカー」にも宮城というキャラクターが2人登場している。

 放送局の枠をも超えた、いわば“おきて破り”の展開に、SNS上にも驚きの声が続出。「『ニッポンノワール』にて人体実験が行われ今の宮城になるんだと思ったら震えた」「3Aだけじゃなくまさかジョーカーともつなげてくるなんて……」「局をも飛び越える荒業」「宮城さんの伏線1話からあるとかすごすぎてビビった」と、「ジョーカー」での“神隠し”のその後まで想像させる展開が、ファンを盛り上げたようだ。

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