10月24日にスタートしたTBSの新番組「テッペン！『ダブルベッド』」に出演中のロン・モンロウさん。「栗子」のハンドルネームでSNSを中心に話題となった中国出身のタレントで、番組では特撮ドラマ「仮面ライダービルド」などで知られる俳優の犬飼貴丈さんと7日間の“同棲（どうせい）生活”を繰り広げている。「撮影は緊張しましたけど、楽しかったです」と明かしつつ、犬飼さんと夜な夜な同じベッドで眠る生活は、「恥ずかしさはずっとありました。夜、一緒に寝るのが一番、恥ずかしくて、隣に男の子がいるのも初めてだったので……。放送も恥ずかしすぎて、一人では見られなかったです」と振り返るロン・モンロウさんに話を聞いた。

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　「ダブルベッド」は、初対面の男女があるマンションの一室で7日間「同棲」する様子を見届けるドラマチックドキュメンタリー。バス、トイレを除く全ての場所にカメラがある環境のもと、たった2人の男女は、どう振る舞うのか、その様子を余すところなく記録していく。リビング、ダイニングほか、広々とした生活空間が用意されているが、恋人ではない2人が眠りにつく寝室には、ダブルベッドが一つ。夜な夜な同じベッドで眠る男女は7日目の別れの時をどう迎えるのか……という内容だ。

　◇同棲相手の犬飼貴丈の印象は？　心が温かくなった瞬間…

　ロン・モンロウさんは1994年7月31日生まれの25歳。2014年に中国のオーディション番組でグランプリを獲得し、注目を集めると、2018年、大学卒業後に来日。CMやドラマ、語学番組に出演し、2019年8月公開の劇場版アニメ「劇場版 ONE PIECE STAMPEDE（スタンピード）」では声優を務めた。

　今回の「ダブルベッド」出演について、ロン・モンロウさんは「自分は素直すぎて、見ている人にどう思われるかが心配ですね」と照れ笑いと苦笑いが入り交じった表情を浮かべる。

　同棲相手の犬飼さんの印象は「優しくて、かっこよくて、めちゃくちゃイケメン」。「だから一緒に居られてうれしかったです。私のヘタな日本語にも一生懸命に付き合ってくれて。私だったら、ずっと優しくはいられないので、犬飼さんの対応に感動しました」とうれしそうに話す。

　番組内では犬飼さんに自分のことを「リッツァ」と呼ばせていたが、この呼び名は「栗」の中国語読みから来ていて、「一番うれしい呼ばれ方。日本では“ロンちゃん”“栗子ちゃん”が多いので、犬飼君に“リッツァ”と呼んでもらった時は、本当に心が温かくなりましたし、すてきな思い出です」としみじみ。

　料理好きの一面を披露していたロン・モンロウさんだが、「好きな男性や恋人に食べてもらいたい料理」を聞くと、出身地の湖南省の“ソウルフード”「米粉」を挙げ、「小さな頃から高校まで毎日、食べていました。日本では見たことないので、日本の男性にも食べてもらいたい。でもすっごく辛いと思います。食べられないかも」と笑っていた。

　◇平成仮面ライダーの名前がすらすら　「可愛い」より「面白い」と思われたい？

　元々、日本のドラマやアニメ好きで、そもそも「栗子」というハンドルネームも、大好きなドラマ「花より男子」に出演していた俳優・小栗旬さんの名字からとられたもの。加えてロン・モンロウさんは日本の特撮ドラマにも精通し、番組で犬飼さんと初めて対面したとき思わず「仮面ライダー」とつぶやき、「変身」をおねだりする場面もあった。

　ロン・モンロウさんは「仮面ライダー」について、「弟と一緒によく見ていた」といい、「『仮面ライダー』は大好き。特に出ている俳優さんが好き。『W（ダブル）』『オーズ／OOO』『ドライブ』『ビルド』『ジオウ』……」と平成仮面ライダーシリーズの名前がすらすらと出てくる。

　そのほか、普段から一眼レフを手放せないほどのカメラ女子の顔も持ち、公園巡りや路地裏散策も欠かさないというロン・モンロウさんに、今後の活動について聞いてみた。モンロウさんの憧れの女優は満島ひかりさんで、「満島さんはドラマに映画に各方面で活躍しているかっこいい女性。私も演技も歌も何でもできる満島さんのようなかっこいい女性になりたいです」と目を輝かせる。

　バラエティーへの挑戦にも意欲的で、「お笑いの仕事もやってみたい。ザリガニに鼻を挟まれるのも全然オーケーです（笑い）。『可愛い』より『面白い』って思われたいし、みんなが喜ぶ姿を見たいので」と思いを語っていた。

　◇いよいよ同棲生活最後の一夜が…

　「テッペン！『ダブルベッド』」は毎週木曜午後11時56分～深夜0時55分に放送。犬飼さんとロン・モンロウさんの同棲生活最後の一夜が描かれる「＃6」は11月28日に放送され、動画配信サービス「Paravi（パラビ）」で独占配信される。