悪魔の手毬唄:加藤シゲアキ版に大友花恋、大野いと、菅野莉央 “宿命背負った”村娘役

スペシャルドラマ「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」に出演する大友花恋さん、大野いとさん、菅野莉央さん(C)フジテレビ
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スペシャルドラマ「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」に出演する大友花恋さん、大野いとさん、菅野莉央さん(C)フジテレビ

 人気グループ「NEWS」の加藤シゲアキさんが金田一耕助に扮(ふん)するスペシャルドラマ「悪魔の手毬(まり)唄~金田一耕助、ふたたび~」(フジテレビ系)に女優の大友花恋さん、大野いとさん、菅野莉央さんが出演することが11月29日、分かった。3人は、物語の舞台となる鬼首村(おにこうべむら)に暮らす清純な娘役で、生まれながらに“ある宿命”を背負っていて、その共通点が連続殺人事件の鍵となるという重要な役どころだ。

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 大野さんが演じる青池里子は、温泉旅館「亀の湯」のおかみ、リカ(寺島しのぶさん)の娘。生まれつき顔半分に大きなあざがあり、それを隠すために黒い頭巾をかぶっている。中条あやみさん扮(ふん)する“人殺しの子”として村八分になった別所千恵子と親友。大友さん演じる仁礼文子は圧倒的な財産、権力、名声を持つ仁礼家の一人娘で、里子の兄の青池歌名雄(小瀧望さん)に淡い恋心を抱いている。菅野さん演じる由良泰子は、歌名雄の婚約者。

 ドラマは、横溝正史さんの人気小説(角川文庫)が原作で、血で血を洗う女性同士のドロドロの戦いを描くホラー作品。鬼首村では、由良家と仁礼家という二つの名家が対立。警察から依頼を受けた金田一耕助(加藤さん)は、村にある亀の湯を訪れる。おかみのリカは20年前に起きた悲惨な事件で夫の源治郎を亡くしていた。その犯人の恩田幾三はいまだに行方不明。そんな中、泰子が滝つぼで死んでいるのが発見される。泰子は“手毬唄”の歌詞になぞらえて殺されていた。文子にとっては歌名雄と一緒になる絶好の機会となるが……という展開。生瀬勝久さん、斉藤由貴さん、国生さゆりさん、有森也実さんらも出演する。

 「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は、12月21日午後9時15分から放送。

 ◇大野いとさんのコメント

 私が演じる里子は悲しい宿命を背負いながらも優しさと芯の強さを併せ持った女性なので、心の繊細な部分を大切に演じました。過去に数々の先輩方が演じられてきた作品を私も見てきましたので、とても気持ちが引き締まる思いです。里子がどう事件に関わっていくかぜひ注目していただけたらと思います。

 ◇大友花恋さんのコメント

 今まで視聴者として拝見させていただいていた、金田一耕助シリーズの魅力的な恐ろしさがさらに濃厚に詰め込まれた内容に、台本を読んでいる時から鳥肌が止まりませんでした。この世界観に自分も参加できることがとてもうれしいです。どうやってもあらがえない周りの環境に巻き込まれていく文子を、責任を持って丁寧に演じようと思います。

 ◇菅野莉央さんのコメント

 滝つぼのシーンの撮影では体力的な厳しさはありましたが、それ以上にスタッフ、共演者の方々にたくさんサポートしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、物語の一つの転換点として印象的な場面になっていたらと思います。

 ◇金城綾香のプロデューサーのコメント

 「悪魔の手毬唄」は、悲しい過去を背負った母親たちの物語でもあり、閉鎖的な村の中で生きていこうとする娘たちの物語でもあります。涼やかな目元が美しく日本人形のように愛らしい菅野莉央さん、少女から女性へ変貌されている途中の華やかさがある大友花恋さん、そしてはかなさと相反する芯の強さを秘める目力を持った大野いとさん、このお三方がこの血塗られた惨劇をどのように色づけてくださるのか、ぜひ楽しみにご覧ください。

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