漫才コンテスト「M-1グランプリ2019」(ABC・テレビ朝日系)で第15代チャンピオンに輝いたお笑いコンビ「ミルクボーイ」が12月22日、東京都港区のテレビ朝日で開催された会見に出席。内海崇さんは「本当に信じられない。テレビで漫才をするのが今年初めてで、テレビ自体も今年4回ほどしか出演していなかったため、今まで一番長くテレビに映りました。本当に信じられないですね」と喜んでいた。
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ミルクボーイは駒場孝さん(1986年2月5日生まれ、大阪府出身)と内海崇さん(1985年12月9日生まれ、兵庫県出身)のコンビ。2007年に結成。2009年に初めて出場すると、2010年、2016~18年に準々決勝に進出。今回初めて決勝に進出し、M-1史上最高となる681点をたたき出した。
「M-1」が一時休止していた2010年以降、漫才と向き合わなかった期間もあったというが、優勝できた要因について内海さんは「12年間のうち、一番頑張りました。趣味の競馬も一切やらず、バイトが終わったらネタ合わせしていて、彼女や嫁よりも(相方に)会いましたね。ずっと頑張っていました」としみじみ。「去年、後輩の『霜降り明星』が優勝して、刺激をもらいました。若い(お笑い)第7世代に負けないようにと思って」と明かしていた。
今大会で披露した独特のネタは、「大学の落語研究会でコンビを組んでから12年間、ほぼ同じ形」だといい、駒場さんが「ここ2、3年でおかんが入ってきました」とボケて、周囲を笑わせていた。
気になる賞金1000万円の使い道については、内海さんは「角刈りにしてもらっているお父さんにお世話になっているので、そこに僕専用の散髪台を設置して、角刈りだけ無料にしようかな。角刈りだけですよ!!」とボケると、駒場さんは「後輩が結婚、出産が多いんですが、先輩として(ご祝儀が)渡せなくて、情けなくて。後輩にもお世話になっているので、いろいろな形で恩返ししたいですね」と語った。
「M-1グランプリ」は、2001年からスタートし、これまでに「中川家」や「フットボールアワー」「ブラックマヨネーズ」らがグランプリを受賞するなど、人気コンビを数多く輩出してきたコンテスト。今年は5040組がエントリーした。
決勝には「インディアンス」「ミルクボーイ」「オズワルド」「見取り図」「かまいたち」「ぺこぱ」「からし蓮根」「すゑひろがりず」「ニューヨーク」の9組に加え、敗者復活戦を勝ち抜いた「和牛」の10組が出場した。
決勝の模様はテレビ朝日系で生放送され、オール巨人さん、上沼恵美子さん、「サンドウィッチマン」の富澤たけしさん、立川志らくさん、「ナイツ」の塙宣之さん、「中川家」の中川礼二さん、「ダウンタウン」の松本人志さんが審査員を務めた。一人100点、700点満点で採点。
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