わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
俳優の遠藤憲一さんが、玉木宏さん主演で4月14日スタートの連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐(ふくしゅう)者」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)に出演することが3月10日、分かった。遠藤さんは、竜一(玉木さん)と竜二(高橋一生さん)の養父母を自殺に追いやった宿敵で運送会社社長の霧島源平を演じる。
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西郷輝彦さん、斉藤由貴さん、細田善彦さんの出演も発表された。西郷さんは、政財界とつながり、裏社会で圧倒的な力を持つ巨大ヤクザ組織の会長・曽根村始、斉藤さんは源平の妻の芙有子(ふゆこ)、細田さんは源平と芙有子の長男で、キリシマ急便の社員・晃を演じる。
ドラマは、2015年に亡くなった白川道さんの未完の小説「竜の道」(幻冬舎)が原作。主人公の竜一、竜二の双子の兄弟は小さな運送会社を営む吉江夫妻に養子として引き取られ、その後、夫妻の間に生まれた妹の美佐と共に、5人家族として仲良く暮らしていた。しかし、竜一と竜二が15歳のとき、事業拡大を進める運送会社社長の霧島が両親を死に追いやる。顔も名前も変え、裏社会に身を投じていく竜一と、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二が霧島に復讐していく姿を描くサスペンス。松本穂香さんが美佐を演じる。
悪役を本格的にやることがしばらくなかったので、頭の中の隅では「もう一回やりたいなあ」と常に思っていました。やっぱり役者ってそうだと思うんですけど、いろいろな役をやってみたいので、企画を聞いた時は「やってみたい!」って思いましたね。
コメディーで滑稽(こっけい)な役もいっぱいやってきたので、逆におかしさが怖さになることもあるだろうし、今まで培ったものを出したいですね。でも、初回が終わった時に嫌われまくって、もう悪役しか来なくなっちゃったりして……。最近は自分でも「ウソだろ!?」って思うくらい小学生が慕ってくれるようになりましたが、まず子供たちがドン引きするだろうなあ(笑い)。でも、それが役者の醍醐味(だいごみ)ですからね。
玉木さんはほぼ初めてだし、一生くんは「民王」でブレークする姿を見ていましたからね。それぞれ今までやってきたものと違うキャラクターを見せてくれると思います。俳優さんとの絡みの中で芝居は変わっていくと思うので楽しみですね。悪役は本当に久々なので、精いっぱい悪に徹して嫌われるように頑張ります!
「竜の道」原作を拝読し、白川道さんのハードボイルドは心地良い興奮の世界。その原作を現代に置き換えてもなおひき込まれていく竜一・竜二の生き様に胸が熱くなります。
私にとって現代劇のヤクザは初めての出来事です。政界、財界にも顔が利くフィクサーでもありますが、隠せない裏社会の顔も楽しみたいところです。現場では私が最長老であることは間違いなく、若い監督や俳優さん方の中でたくさんのことを学びたいと思います。
幼い兄弟に起きた悲劇の復讐もの、と定義つけてしまうのは早計かとは思いますが、憎しみという感情の持つ強い力が、物語の起爆剤となり、引っ張っていく、そんな強いドラマになるのではと思っています。
遠藤憲一さんの妻の役ですが、遠藤さんは、顔は怖いですが心の優しいユーモアにあふれた人だと感じますので、夫婦間もそんな、隠れた感情が行間に表れてきたらいいな、と考えています。
脚本にとても魅了されています。すでに後半話までいただいているのですが、連続ドラマの醍醐味である、次回が気になるという気持ちに毎話させてくれる作品だと思います。「復讐劇」というと、日常とかけ離れた世界のように感じる方もいらっしゃると思いますが、登場人物それぞれが持つ信念が、この物語を躍動させていくので、復讐劇から始まるストーリーが身近な人間ドラマに変化していく様がこの作品の持つ魅力なのかもしれません。
晃の印象は、まさに「実直」な人間。主人公の2人とある種共通する「家族に対する執念」を強く持っている人物だと思います。それが故に生まれる幸せや苦悩を、実直な人間だからこそ力強く、そして繊細に演じられたらと思います。撮影の楽しみとして、玉木さん、高橋さん、そして、遠藤さんと対峙(たいじ)するシーンがいくつも登場します。先輩方からいただけるエネルギーを存分に味わえたらと思います。
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