桃井かおり:清原果耶と初共演 「宇宙でいちばんあかるい屋根」で謎の老女“星ばあ”に

映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」に出演する清原果耶さん(左)と桃井かおりさん(C)2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会
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映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」に出演する清原果耶さん(左)と桃井かおりさん(C)2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会

 女優の桃井かおりさんが、清原果耶さんの初主演映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」(藤井道人監督、今秋公開)に出演することが4月10日、明らかになった。2人は今作が初共演。桃井さんはド派手な身なりでキックボードに乗った謎の老女“星ばあ”を演じる。

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 映画は、野中ともそさんの小説「宇宙でいちばんあかるい屋根」(光文社文庫、4月14日発売)が原作。平穏でも悩みがある14歳の主人公、大石つばめ(清原さん)が、ある日、満天の星が輝く夜にド派手な身なりで底意地の悪い、あやしい老女“星ばあ”と知り合う。お互いの心のどこかに開いた穴を埋め合うように距離を縮めていく2人だったが、つばめにある事件が起きる。最後に明かされる“星ばあ”の正体とは……という内容。撮影は昨年8月に都内近郊で行われた。

 映画「デイアンドナイト」「新聞記者」(共に2019年)などで知られる藤井監督が手がける。桃井さんは「ちょうど映画『新聞記者』を見終えて、兄とあの映画の話をしていたとき、メールをいただいて、なんだかそういうタイミングのお話だったので、『“星ばあ〜”、なんてサウンドいいじゃない!』なんて即決で決めたんです」と明かし、「この若き美しい青年監督(藤井監督は33歳)が作る、この新しい映画に、うまくハマってくれればと楽しみにしています」と意気込みを語っている。

 藤井監督は「『星ばあ』と過ごした夏は、僕の宝物だ。桃井さんは、大先輩だ。憧れだ。緊張しないなんてうそになる。だから僕は、女優・桃井かおりとしてではなく『星ばあ』として桃井さんに接することを徹底した。不退転の覚悟で挑んだ僕に待っていたのは桃井さんの、とてつもない大きな映画への愛情だった。妥協なく、自由に、与えられた役を生きる桃井さんに、今まで以上に映画づくりの楽しさを教わった。桃井さん、そして主演の清原さんと過ごした唯一無二の夏の匂いが、スクリーンを通して皆様のもとへ届く日を楽しみにし
ています」とコメントを寄せている。

 前田浩子プロデューサーは「この物語のキーとなる謎の老女・星ばあほど、困難を極めたキャスティングは未だかつてありませんでした。ミステリアスで、ファンキーで、クレージーで、いじわるで、優しくて、強くて、はかなくて、懐かしく、子供のような人物を一体誰が演じ得ようか……。思い当たった人はただ一人。唯一無二の存在。それが桃井かおりさんでした。清原果耶さん演じるつばめとのバディーぶりは私たちの想像をはるかに超えた存在感で多くの方々を魅了すると確信しています」と話している。

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