麒麟がくる:第16回視聴率16.2% 道三から光秀に“遺言”…

2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演・長谷川博己さん
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2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演・長谷川博己さん

 俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第16回「大きな国」が5月3日に放送され、平均視聴率(世帯)は16.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

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 第16回「大きな国」では、斎藤道三(本木雅弘さん)と高政(伊藤英明さん)の国を二分する戦に、明智家はどちらにつくべきかと光安(西村まさ彦さん)は思い悩む。一方、光秀(長谷川博己さん)は戦を回避すべく、尾張の信長(染谷将太さん)と帰蝶(川口春奈さん)の元へと向かう。

 光秀は、道三に肩入れして戦に手出しをしないこと、その代わりに織田との同盟を破棄せんとする高政を一命を懸けて押しとどめると訴える。しかし弟の孫四郎(長谷川純さん)に手を貸さず死に追いやったとして、光秀に対する不信感が拭えない帰蝶は、光秀を厳しく突き放す……。出陣を決めた道三が、「あの信長という男は面白いぞ。あの男から目を離すな。信長となら、そなたやれるやもしれぬ。大きな国を作るのじゃ。誰も手出しできぬ、大きな国を」と光秀に思いを託すシーンに視聴者の注目が集まった。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。

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